過去ログ - P「お前の夢にはついていけない」律子「……そう」
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450:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/11(土) 23:52:13.18 ID:sCyHjKCko
 目を覚ました、と言っても、数日の間は、経過を観察するために家族以外の面会は許されなかった。

 幸い、病院側は家族の範疇に律子を含んでくれていたため、涼は芸能界の状況を、彼女から聞くことが出来た。

「……迷惑、かけちゃったね」

 自分が昏睡している間、そして、これから一ヶ月ほどの間の仕事は765や876が穴を埋めてくれると聞いて、彼は申し訳なさそうに呟いた。

「スケジュールが混乱したのは事実だけど、涼が気に病むことじゃないわ」

 律子は首を振り振り、そんな彼に告げる。

「まあ、実際に仕事に入ってくれるみんなにはお礼を言っておくほうがいいでしょうけどね」

 言外に、自分に謝る必要はないと言う律子を、涼は驚いたような目で見つめている。

「なによ?」
「いや……うん」

 普段の律子なら、もう少しきつめの調子で言ってきそうなものだと思いつつも、そんなことを口にするわけにもいかない。


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