過去ログ - P「お前の夢にはついていけない」律子「……そう」
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2013/05/11(土) 23:54:57.05 ID:sCyHjKCko
呼びかけに素直に口を閉じる涼。
律子はそこでなにか迷うようにしていたが、彼の腕――もちろん折れていないほう――に手を置いて、言い聞かせるように語りかける。
「骨も折れてるのよ。わかってるでしょ?」
「うん。正直、痛いしね」
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2013/05/11(土) 23:55:47.57 ID:sCyHjKCko
「こんにちは」
その女性が声をかけてきたのは、病院内にもうけられたカフェでのことであった。
病院内にあるとはいえ、有名な外食チェーンが出店しているだけに、雰囲気は普通のカフェと変わりない。
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2013/05/11(土) 23:56:34.97 ID:sCyHjKCko
「さんも別にいらないわ。伊織があれだけ心を許している人間なんだし」
「ああ、そういえば、伊織の幼なじみなんだっけ?」
「そう。まあ、家の関係だけどね」
「雲の上の話ね」
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2013/05/11(土) 23:57:17.25 ID:sCyHjKCko
「もちろん。ばれてないと思ってるのは伊織当人だけでしょ。ああ、あと涼ね」
くすくすと二人は笑いあう。
伊織の照れ隠しがかわいくて仕方ないというように。
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2013/05/11(土) 23:58:06.55 ID:sCyHjKCko
「恩義を感じるのは悪いことじゃないわ。でも、相手のわがままをきくことだけが、恩の返し方でもないわよ。
私たちは、社長でプロデューサーなんだから」
「そうね。そういう立場は、あなたも同じだったわね、麗華」
言われて気づいた、というように律子は麗華のことを見た。
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2013/05/11(土) 23:59:08.37 ID:sCyHjKCko
EIC予選は約三ヶ月の間に十六回行われる。
最後の予選までは、二ヶ月あまりの時間がある。挑戦することは、たしかに可能かもしれない。
だが、律子はつらそうに首を振った。
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2013/05/11(土) 23:59:56.38 ID:sCyHjKCko
その問いに、麗華は笑った。
美しい肉食獣が浮かべる笑み。
それは、明らかに挑戦の表情であった。
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2013/05/12(日) 00:00:52.90 ID:1fwsL/DKo
律子のオフィス。
そこに三人のアイドルが呼ばれていた。
水瀬伊織、菊地真、如月千早。
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2013/05/12(日) 00:01:34.23 ID:1fwsL/DKo
今日どころか、毎日涼の病室に通っていることは、765の全員が知っている。
それをとがめる者もいない。
なにしろ、美希は学校も仕事も全てやり遂げてから病院に顔を出しているのだから。
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2013/05/12(日) 00:03:23.84 ID:1fwsL/DKo
そして、一ヶ月。
十六回のEIC予選も後半戦に入り、そろそろ参加者にも余裕が無くなり始めていた。
幸運エンジェル、ジュピターといった実力者が順当に抜けていった一方で、既に一度、二度敗れ、最後の望みをかけて参加しているアイドルたちもいる。
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