過去ログ - P「お前の夢にはついていけない」律子「……そう」
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489:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/01(土) 22:16:41.64 ID:aPn1RJ8Io


「あんたが涼に友情以外のなんの感情も持っていないと言うなら……。
私たちは涼と律子の間をどううまく行かせるかって相談を始めるけど、それでもいいの?」
「……それは、その……」

 言いよどみながら、美希は無意識にぎゅっと胸の前で拳を握っている。
 胸の奥で、なにかがもやもやとわき上がり、彼女を奇妙な感覚に陥らせていた。

 まるで、あるはずのない心の急所をきゅーっと掴まれているような。

「なんか、えっと……気分がおかしい……っていうか……」
「ふふっ」 
「ま、この恋すら自覚できてないのは置いときましょう」

 彼女の様子に、あずさは微笑み、伊織はどうしようもないと言いたげに肩をすくめる。

「な、なんか、ひどいの!」

 顔を真っ赤にして抗議する美希。
 だが、伊織はもう彼女の方を見ていなかった。

「どちらにせよ、涼の落ち込みはなんとかしてやらないといけないわよね」
「せっかく律子さんががんばって復帰したんですもの。涼ちゃんがそんな悪い方に取らないでよくなるようにしたいわよね」


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