過去ログ - P「お前の夢にはついていけない」律子「……そう」
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69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/07/14(土) 17:41:07.04 ID:5zWTHaLqo
 天蓋付きのベッドに身を横たえながら、伊織は涼と同じラジオを聞いていた。
携帯音楽プレイヤーの付属機能でしかないので音質は良いわけではないが、聞き取るには十分だ。

「仕切りたがりの癖が出てるわね」

 番組が中盤に進むにつれ、会話がパーソナリティではなく、律子主導になりつつあるのを、伊織はそう評した。
 彼女が考える律子の悪い癖でもあり、頼れる部分でもある。
 とはいえ、深夜ラジオなら、ゲストの暴走も許されるだろう。

「ま、これなら問題ないでしょう」

 耳からイヤホンを外し、寝返りを打つ伊織。番組自体は録音をセットしているので、明日にでもチェックするつもりであった。
 目を瞑り、彼女は律子がラジオ出演するに至った経緯を思い返す。十日ほど前、彼女が伊織に新ユニット結成を提案した時の事を。


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