過去ログ - P「お前の夢にはついていけない」律子「……そう」
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/06/22(金) 22:04:22.04 ID:FuSozdXdo
「早とちりしないで。それなら765に戻ればいいって言うよ。まあ、律子姉ちゃんがそう結論づけるならそれでもいいけど……。僕の案は違う」
「どういうことよ」
「765に居候させてもらえばいいんじゃないかなって思うんだ。一室を貸してもらうのでも、デスクを貸してもらうのでもいいけど。そうすれば、
姉ちゃんのプロデューサーさんの仕事ぶりも近くで見ていられるし、コネをつなぐのも、やりやすくなるよね?」

「765に……居候?」
「そ。765プロの子会社なんだし、同じフロアにあってもいいでしょ? 別に765内に戻ってもいいとは思うけど、いずれ独立するなら会社の形式も
保ったままの方が……」

 律子の表情が険しくなり、射貫くような視線が涼をとらえる。彼は思わず身をすくめようとして、なんとか堪えた。

「そ、そりゃ、律子姉ちゃんとしては一度独立した以上、一国一城の主を保ちたいだろうけれど、背に腹は替えられないっていうか、その……」
「涼!」
「ひゃいっ!」

 鋭い声と共に律子が立ち上がり、彼のほうに身を乗り出す。反射的に防御の姿勢をとる涼。
 だが、律子の手はそんなことを気にせず、彼の肩に乗った。

「それよ!」
「へ?」

「そうよ。なにも事務所なんかなくていい。私がいるところが私のオフィスなんだから。あの人をパートナーにすることはかなわなくても、
あの人の仕事からその技術を盗み取ることは出来るはずっ!」
「あ、うん。偉そうなことを言ってごめんね。でも、そのほうがきっと……」
「なに言ってるの。とってもいいアイデアだわ。早速、高木社長に連絡して……」


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