過去ログ - キミの世界は、ボク一人
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44:卵かけご飯する者  ◆ZZgvzQZhlY[saga]
2012/07/14(土) 05:55:33.45 ID:jjXwkWgTo
突然立ち上がった後輩ちゃん。口から勢いよく白い息が飛び出す。
座っているボクの目線の前にあるものだから、ついつい顔より一瞬ズボンから覗く生足へ目が行ってしまう。
すぐに後輩ちゃんの顔へと顔を向け直すと、後輩ちゃんは少しムスッとした顔でこちらを見ていた。

「……もう」

……申し訳ない

「……」

いつもならここで、もうちょっと反論してくるのだけど……
後輩ちゃんの様子が、いつもと違う気がする。
目の潤みとか、少し紅潮した頬とか……ボクが滅多に見ない表情の後輩ちゃん詰め合わせのような状態。
そんな後輩ちゃんを、半ば考察みたいな状態で眺めていたので。

「……好きです」

後輩ちゃんが発した言葉に、全く備えていなくて。

……え

覚悟した人間の言葉の破壊力と言うものを、味わうこととなった。


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