7:卵かけご飯する者 ◆ZZgvzQZhlY[sage]
2012/06/29(金) 06:21:04.89 ID:VnDjIfXUo
とりあえずこのぐらいで
書き溜めはしたりしなかったりなんで大した期待はせずに待ってネ
8:卵かけご飯する者 ◆ZZgvzQZhlY[saga]
2012/06/30(土) 17:47:03.77 ID:gwpd/9xMo
「部長!」
放課後の教室で佇んでいると、ボクを呼ぶ声がしたので振りかえった。
そこにいたのは、ボクの部活の後輩の女の子。
9:卵かけご飯する者 ◆ZZgvzQZhlY[saga]
2012/06/30(土) 17:47:30.38 ID:gwpd/9xMo
「っ!」
顔を真っ赤にしながら、後輩ちゃんは指を素早く引いた。
だが指は引かせても後輩ちゃんの勢いを引かせることは出来なかったらしく。
10:卵かけご飯する者 ◆ZZgvzQZhlY[saga]
2012/06/30(土) 17:47:58.26 ID:gwpd/9xMo
「お、部長連れてきたのか!」
「ぶいっ!」
どうやら既に他の部員は集まっていたらしい。
11:卵かけご飯する者 ◆ZZgvzQZhlY[saga]
2012/06/30(土) 17:48:25.41 ID:gwpd/9xMo
「設定、考えてきてもらえました?」
もう一人の後輩くんが、携帯とボクを交互に見ながら訊ねてくる。
後輩ちゃんはと言うと、ボクをガッチリとホールドした状態だ。背中に何も感触が無いのが実に寂しい。
12:卵かけご飯する者 ◆ZZgvzQZhlY[saga]
2012/06/30(土) 17:48:54.58 ID:gwpd/9xMo
でもやっぱりここまで見せつけられると、自然と言葉が出てしまう。
もう二人で作っちゃえば、いいんじゃない?
ボクは少し皮肉っぽく言ってみる。
13:卵かけご飯する者 ◆ZZgvzQZhlY[saga]
2012/06/30(土) 17:49:21.54 ID:gwpd/9xMo
そもそもボクがこの部に入ったのは、前任の部長から数集めに入れられたそんな感じの部員要員としてだ。
その部長が卒業すると同時にボク以外の部員がいなくなったから、ボクも同じことをしただけ。
それが何故かアニメの設定を考えてくれ、なんてことを頼まれるなんて……
楽しい学園生活、夢あふれるファンタジー、壮大なSF。
ボクにとってはどれもこれも想像も出来ないような世界だ。
14:卵かけご飯する者 ◆ZZgvzQZhlY[saga]
2012/06/30(土) 17:50:08.82 ID:gwpd/9xMo
「……♪」
なんだか今日は、嬉しそうだね。
ボクの声に、キミが振り返る。だけどボクを見つめる瞳もなんだかいつもの半分と言った所。
15:卵かけご飯する者 ◆ZZgvzQZhlY[saga]
2012/06/30(土) 17:50:35.43 ID:gwpd/9xMo
「……」
ん?どうしたの?
気付くとボクも熱中していたようで、キミの手がボクに触れるまで意識が完全に画面にいっていた。
16:卵かけご飯する者 ◆ZZgvzQZhlY[sage]
2012/06/30(土) 17:51:15.16 ID:gwpd/9xMo
来週もまた見てくださいね
じゃーんけーん
ぐー
17:卵かけご飯する者 ◆ZZgvzQZhlY[saga]
2012/07/02(月) 00:06:40.35 ID:PH1yCrPZo
「部長?部長!」
……揺すらなくても、起きてるよ
「……起きてるなら起きてるって言ってくださいよ!もう翼のやつ、帰っちゃいましたよ」
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