過去ログ - うたわれるゴロー 〜孤独な男のグルメ旅〜
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757:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/09/08(土) 20:53:30.60 ID:q2AjySXSO

 灰色の着物の腕を捲り、肌を晒すハウエンクア。
 彼の腕には大小様々な傷や、火傷の跡が生々しく残っていた。


ハウ「脅され、辱しめられ、虐められ」

   「自分の身の丈の倍以上の大人から全力で殴られた事もある」


ハウ「恨んでいますよ、シャクコポル以外の部族全てをね」

   「虐げられてきた民達も同じ気持ちでしょう」

ヒエン「…………」

ハウ「憎しみが正しい情報を正しいと認識させない事もあるんだよ」


ハウ「本当は…こんな醜い姿を見せたくありませんでした」バサ…

   「……話を戻します。此度の事故の責についてですが……」

   「やはり、品をご用意した私が負いましょう」


クーヤ「な、それは!」

ハウ「ですが聖上、僕の命の代わりに……
   どうか! 我等クンネカムンによる全土統一を!!」


一同「「「!!!」」」


ゲンジマル「な、何を吐かすかハウエンクア!」

ヒエン「……聖上、某からもお願い申し上げます」

サクヤ「お兄ちゃん!?」

ヒエン「ノセシェチカとの戦だけでは我等の力を誇示出来ませぬ」

    「何時また他國に攻め入られるか……」


ヒエン「國境の集落は恐れているのです」

    「今こそ! 我等が全部族の平和の為、動くべきなのではありませぬか!」


ヒエン「我等クンネカムンが民を導き、部族間の争いを無くす國を!!」


ゴロー(な、なんだなんだ? 何が起こった!?)


 なんであんな小さな事が戦の話に繋がる!


ハウ「聖上!」  ヒエン「聖上!」


クーヤ「よ、余は……」フルフル


ゲンジ「双方、聖上の御言葉を聞けぃ!!」


一同「「「……」」」


クーヤ「……い、今は駄目だ。國土を広げるより、國を磐石にせねばならぬ…」




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