過去ログ - うたわれるゴロー 〜孤独な男のグルメ旅〜
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756:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/09/08(土) 20:50:08.69 ID:q2AjySXSO

ハウ「手っ取り早く言うとさぁ。僕等の中から責任を取らせる事はないんだよ」

   「『これは事故だった』で済むんです」


ハウ「ただねぇ…聖上が手に火傷を負ってしまいましたから」

   「やはり形式として誰かが責を取らないと皆に示しがつきません」


ハウ「皇に傷を負わせたんですから、普通は極刑ですねぇ」

サクヤ「き、極刑ぃ!?」

ハウ「あくまでもこの國の話で、ですよ」ニイッ

   「ですが…そちらの客人が責を負って下さると言うなら……」


ハウ「皇の寛大な措置で國外退去・永久追放で済むと思いません?」

ゴロー「……事故と説明することは?」

ハウ「いえいえ。説明は出来ますよぉ。ですが民がどう思うかまではねぇ……」


 単一民族國、そこの皇が傷を付けられた。
 皇は事故と言い張るけど……
 怪しい男…シャクコポルではない男が事故の場にいた――

 間違いなく矛先が俺に向く状況か。


ゴロー「…………」

ハウ「少し早いお帰りと思えば……」

ヒエン「ハウエンクア! 其方は民を信じていないのか!」

    「正しく情報を知らしめれば……」


ハウエンクア「甘いねぇ、ヒエン。これだからお坊っちゃんは」

ヒエン「な、なんだと!!」ガタン

ハウエンクア「僕達はさ、様々な國で奴隷以下の扱いをされて来たんだよ」

ハウ「今だってそうだ。この國に逃げて来ても傷が癒えない者はいるさ」

   「そう…僕のようにね」スッ


クーヤ「な、ハウエンクア……」

ゴロー「貴方は……」




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