過去ログ - うたわれるゴロー 〜孤独な男のグルメ旅〜
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839:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/09/25(火) 22:43:39.35 ID:mbV5ny5SO
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 〜 開陽殿・朝堂 〜


クーヤ「ハウエンクアの部隊が全滅だと?」

ゲンジマル「何らかの術(すべ)を用いて、あれを斥けたようでありまする」


 ザワ… ザワ…

その言葉にざわつく城の文官、猛者達。


クーヤ「……トゥスクル、いや…ハクオロ。一体何をしたというのだ……」


ゲンジ「聖上。ハクオロ皇はアヴ・カムゥを撃退する策を周辺國に教えましょう」

   「我等もここが引き際ではありませぬか」


クーヤ「…………」


文官A「大老殿! 貴方がそのような弱腰でどうします!」


将兵A「この戦、まだまだコチラが圧倒的優位ですぞ!」

    「何せ我が軍はオンカミヤムカイを落としたのですからな!」


場を包んでいた敗北の喧騒は好戦派の発言で…


 「言われればそうだ!」 「そもそも我等は自衛の為に戦っている!」

 「先に手を出したのは向こうよ!」 「我々の思い……教えてやる」


争いの継続へと方向が変わる。


ゲンジ(……此奴達は判っておらぬ)

   (憤怒で我を忘れておる者が多数…… これでは……)


クーヤ「――退く事は許さない」

ゲンジマル「聖上!」

クーヤ「余の令が聞けぬか、ゲンジマル」

ゲンジマル「…………」

クーヤ「トゥスクルへの進軍は取り止める。そこの者、前線部隊にそう伝えよ」

将兵B「御意!」

クーヤ「一度戦線を立て直す。防御砦の建設を急がせるのだ」

文官達「「「ははぁっ!」」」


ゲンジ(……もはやこれまで…か)



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