過去ログ - うたわれるゴロー 〜孤独な男のグルメ旅〜
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849: ◆M6R0eWkIpk[saga sage]
2012/09/30(日) 15:43:22.84 ID:TOtrVQzSO

第二十四話「心の音」


 〜クンネカムンの東、國境付近〜


 亡命の決行日になった。


ゴロー「二人とも、無事にトゥスクルまで……」

ゲンジマル「ゴロー殿、サクヤをお願いいたしまする」


 頼まれても…本人次第というか……
 危険な事はさせないつもりだけど。


ゴロー「こっちからも。あのコを頼みます」

兎耳「ガ、ガンバります!」

サクヤ「大丈夫! ハクオロ様は優しい方だから」


 あのコも放置しておくのは危険だ。
 サクヤさんなら…まだ逃げる手段があるだろうが
 兎耳ちゃんはそういった後ろ盾がない。
 なのでゲンさんに頼み、亡命がてら伝令役になって貰う事にした。


ゴロー「兎耳ちゃん。向こうに着いたら、この手紙を皇様に見せるんだ」スッ

兎耳「ハイ!」

ゲンジマル「……長く留まるのは危うい。行かねば……」

ゴロー「最初は俺のアヴ・カムゥで追っ手を引き付けます」

    「二人はその間に亡命、サクヤさんは作戦の準備を」


サクヤ「はい! この木簡を港に……」


 ガサガサ…


境の兵士「お前達、そこで何をしてい――」

ゲンジマル「ぬうぅぅぅん!!」ズゴッ!

兵士「グアアアッ!? ゲンジマル様! 何ゆえ……」バタッ


 兵士が気絶させられた。


ゲンジマル「どうやら、猶予は無い模様……では!」

兎耳「じゃ、じゃあ!」

 タタタタタタタ…


ゴロー「アッチが境を越える前に、俺は一暴れ…と」

 スッ… ズブズブ…


朱黒アヴ(ゴロー)『……搭乗完了。仕事を始めますか』


 ズシン ズシン…


サクヤ「ほ、ホントに動かせるんだ……」



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