過去ログ - うたわれるゴロー 〜孤独な男のグルメ旅〜
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979:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/10/18(木) 21:45:41.33 ID:X6RlITkSO

ムツミ『……“アマテラス”強制介入。攻撃対象、お父様とアヴ・カムゥ』

    『限界まで発射口を集束。出来るだけ被害範囲を抑える』


彼等の居る地球。その衛星軌道上には、未だに稼働する人工衛星がある。


『衛星兵器・アマテラス』

ムツミは衛星のコンピュータに侵入し、この兵器を制御する事が出来るのだ。


ムツミ『――殺してあげる。お父様』


ムツミは血の瞳を輝かせ、死神の鎌を『父神』にかざす……


『アマテラス』は、主の命令に忠実に従うのみ。

砲身を覆うカバーをゆっくりと収納、機械音と共に、
一段・二段・三段と徐々に砲身が伸びていく。

ハクオロの元の姿である考古学者の居た時代…
『レーザー・ビーム兵器』はSF作品にしか登場しない、夢の兵器の一つであった。
しかし、旧人類が地下に潜っていた頃には、
何らかの方法で大気による拡散を軽減した『実用レーザー・ビーム』が生み出されており、
当時の国々のトップや権力者達が発射権限を有していた。

『アマテラス』はその名の通り、日本人が造り出した衛星兵器。
ムツミによって使われるのは、今回で『二回目』だった。

三段目の砲が伸びきり、全段の砲塔が規則正しく回転を開始。
初めはそれほどでもない回転速度も、
照射エネルギーが蓄積されるにつれ、加速する。


ムツミ『……誘導体角度修正、照準確認、自転によるズレを微調整……』


機械は、命令されねば動かない。
先に述べた通り、アマテラスは本来、国の権力者が発射権限を有する。
ただ、発射の前には必ず準備が必要だ。『コンピュータ』の力が。

衛星自体に搭載されたコンピュータでは、どうしても不足する事がある。
地上にコンピュータがあれば、
衛星とのリンク・発射の誘導等、様々な事柄を代わりに処理してくれる。

しかし現在、この世界に稼働しているコンピュータは『無い』。
なら、衛星を使用するなんて出来ないはずだが……

『ロストナンバー 63号』…『ムツミ』がそれを覆した。

彼女はコンピュータの代わりとして、自らの頭脳を用いる事にしたのである。


ムツミ『おじさまとの約束だから……出来るだけ他の人は傷付けない……』



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