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2012/07/11(水) 00:06:27.55 ID:Owyt7V8G0
女子A「あら、橘君と絢辻さんがお弁当なんて珍しいじゃない。自分で作ってきたの?」
橘「絢辻さんの方はね。僕のは絢辻さんと僕の妹が作ってくれたんだ」
女子B「あら、絢辻さんの愛妻弁当ってわけじゃないのね。それにしたって、二人の女の子に作ってもらえるなんて幸せ者ね。このこの。」グイグイ
橘「いやあ、あはははは//」
絢辻「愛妻//」
女子A「チェッ、惚気けて見せつけてちゃってさ。それに比べて私は何なのよ。犬に噛まれるわ、お気に入りの白いコートがダメになるわ。ま、でもあのイケメンの男の人に会えただけでも良しとするか。B、学食行こう」タタタタ
女子B「それじゃあね。橘君、絢辻さん」タタタタタ
しばらくして
棚町「何なのよあのAランチ。にんじんが入ってるなんて聞いてないわ」
田中「薫〜子供じゃないんだから、好き嫌いはよくないよ」
橘(薫と田中さんが教室に入ってきたぞ。学食で食べてたのか。それにしても人参が嫌いだなんて。そういえば薫がにんじんを食べてるとこなんて見たことなかったな。よーし、からかってやろう)
橘「何だ薫、お前にんじんも食べれないのか」
薫「じゅ、純一! 何よアンタには関係ないでしょ」
橘「あの輝日東の核弾頭と呼ばれた薫がにんじん程度も食べれないとはねぇ〜」ガスッ 「いたっ」
薫「そのあだ名をいうな。もう〜恵子、あのオレンジの固くて、火が通りにくいあの野菜を食べれる方法ないの」
田中「うーん、あ、そうだ!」
パラパラ
棚町「恵子、その本は何?」
田中「『あなたもこれで相手を自分の意のままに』っていう、催眠術の本なの。この本に苦手な食べ物を美味しく食べられる暗示をかける方法が載ってあるからそれをやってみようよ」
棚町「さ、催眠術って…まあいいや。こっちは藁にもすがる思いだからお願いね」
田中「任せてよ!」
実践中……
………
橘「薫の為に購買でにんじんジュースを買ってきたぞ」
田中「いよいよだね」
絢辻(何気なく棚町さん達の様子みてたけど、にんじんジュースってレモンの果汁とかが入っていて飲みやすくなってるのよね。純粋なにんじんのジュースじゃないけど効果はあるのかしら)
棚町「い、いくわ」
ゴクっ
………
棚町「お、おいしいわ。この催眠術効果があったのね!」
田中「よかったね薫。この本に書かれてる催眠術、人間にも効くんだね」
棚町「ええそうね。…って、ちょっと待った!」
田中「あ…」
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