過去ログ - 地球「……ねぇ、いつまでつきまとって来るつもり?」月「……」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2012/07/02(月) 00:18:24.75 ID:Szl5+EUgo
地球「そうやっていつも、俺の方見ながらグルグルグルグル……いい加減に目障りだよ」

月「……っ」

地球「それに、俺のことを照らしてくれるあの人は……俺にとってかけがえのないあの人は、君よりも素晴らしいんだ。俺はあの人を愛してる」

月「けど……太陽は、他にも沢山の……!」

地球「勿論知ってる」

月「な、なら!」

地球「だからこそさ」

月「!」

地球「水星のやつも、金星のやつも、火星も木製も土星も天王星も……冥王星のやつも。全員太陽さんの事を愛してる」

月「……」

地球「木星のやつを見てみろよ。あれだけの衛星に囲まれといて、太陽から離れようともしない。それがどういう意味か分かる?」

月「……っ!」

地球「俺も、木星のやつには負けたくない。あの人に一番近い火星のやつにも、当然な。だから、お前なんかに構ってたら遅れを取るんだよ。だか……んっ!?」

月「……ん……っ!」チュッ……

地球「……っ、離れろっ!」ドンッ

月「あうっ!」

地球「何しやがる……!」

月「私だって……太陽に、負けたくない!」

地球「……!」

月「太陽と違って大きくもないし、明るい訳でもない……けど、貴方の事は誰よりも知ってる!!」

地球「……」

月「太陽に照らされて、太陽を見つめながら……貴方の事を振り向いてくれない太陽に悲しんでる貴方も……貴方の夜も、ずっと見て来た……そんな貴方の事を悲しませたくない……ずっと、側にいたい……!」

地球「……月……」

月「だから……だから……」

地球「……月」

月「……」

地球「俺……馬鹿だな……こんなに良い奴がすぐそこに居たなんてな……」

月「ち、地球……」

地球「なぁ、月……今更だけど、俺。お前のこと好きだ」

月「……ち……きゅう……」ウルウル

地球「……だから」

月「……っ、地球!」ギュッ


月の衝突により地球上の生物が死滅した瞬間であった

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