15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/06(金) 22:19:10.60 ID:Zp17LYym0
結界が解けていく。
巴マミだった悲嘆の種が音を立てて転がっていく。
あまりにも予想外だった。
本当に彼女はまどかなのかと疑った。
ほむら「・・・」
まどか「・・・」
まどかは突然のことに呆然としている。
キュゥべえが相変わらず表情の無い顔で事の顛末を見届けている。
ほむら「・・・ソウルジェムが濁り切った時、魔法少女は魔女になる」
ほむら「そうよね、キュゥべえ」
キュゥべえ「説明はしたはずなんだけどね。ソウルジェムが濁り切った時、君達は魔法少女としての死を迎えると」
キュゥべえはいけしゃあしゃあと答える。
キュゥべえ「それに祈りが希望をもたらしたならば、その祈りが裏切られたとき同じだけの呪いが生まれる。当然だよね」
撃ち殺してやりたいが、今はそんな気になれない。
まどか「そっか・・・。私、マミさんを殺しちゃったんだ」
ほむら「・・・遅かれ早かれ、巴マミはこうなる運命にあった」
もはや私は、目の前にいるのがまどかだと思いたくなかった。
ほむら「でも、殺したのは間違いなくあなたよ」
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