過去ログ - 士郎「リュウケンドー・・・」 剣二「ライジン!!」
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1: ◆D23Z9YnORK8X[sage]
2012/07/09(月) 02:03:40.28 ID:W1dc7Hc1o


英雄など、第三者の生み出した唯の生贄に過ぎない。
その存在に自己の意思は関係なく、ただ誰かのために在り、誰かのために死ぬ。
あたかも其れが自己の意思であるかのように振る舞い、強大な力のもとに第三者(だれか)によって望まれた敵を殺し、第三者(だれか)によって望まれた喝采を浴びる
英雄は英雄であるが故にその呪いから逃れることは出来ない。その姿や功績を如何に豪奢に彩られようと、その本質からは逃げられない。




冬木市 柳洞寺

???「君が亡くなってから、もう5年も経つのか・・・」

???「確か君は言っていたなぁ、『英雄(ヒーロー)など、ただ地獄を脚色する道化に過ぎない』と」

???「それは確かに真実の一端なのかも知れない・・・けどな、切嗣君」

???「それでも私は、目の前で苦しむ一人を次の百人の為に見捨てるなんて事は、それこそ英雄でなければぁ、出来ないのではと思うんだ」

???「地獄・・・結構じゃないか。たとえ異端であろうと、ルールから外れようと、一人でも多くの人を救う事で未来と希望を守れるのならば、我々は地獄を切り裂き、魔を撃ち滅ぼすだろう」

???「なぁ切嗣君、正義の味方(ヒーロー)なんてものも、結局の所エゴイストでいいんじゃあないかね?」

カチッ、シュボ・・・

スッ・・・

???「是非君にも、私達の得た「答え」を見てほしかったんだがなぁ・・・」




ヒュォォォ・・・・・・ッ




???「あーーーーーーーっ!?」

???「はいぃぃぃぃぃ!?」ビククーッ!!

大河「切嗣さんのお墓にお参りしている人が居るぅーーーーーっ!!!!????」ビシィッ!!

???「はい!!まぁ!!あの、私は・・・」じりじり・・・

大河「うれしーい!!切嗣さんが亡くなって以来、私くらいしかここに来なかったからーーーーっ!!」うるうる・・・

???「はい!?ええ!!まぁ・・彼とはおとなりさんのというか、ころしやさんというか・・・」

大河「っていうかココ(冬木市)以外で切嗣さんを知ってる人が居るなんてー!!!」

???「へ、へーっ、そうなんですかー!!」(テンション高いなーっ!!)

大河「って、あーーーーーーっ!!」ガバッ!!

???(今度は何ーーーーー!?)

大河「じゃあ知らないですよね?士郎の事?」

???「士郎?」

大河「ところでおじ様、お名前は?」

???「あ!?、あーっ・・・天地です。天地 裕也。あけぼの市で清掃員やってます」





あけぼの市 某所


それは、無色の、ただ純粋な力の集合体であった。
かつて在ったはずの個々の意思は既に混ざり合い、記憶の保持すらままならない。
だが「それ」は今も確かに息づいて、そのときを待っている。
「それ」等が紡ぎし絆が、彼等と再び繋がりあうそのときまで。
それに確証は無かったが、その時は確かに迫っていた。

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