37: ◆Wm01vvGoQ2[saga sage]
2013/01/09(水) 20:09:05.65 ID:DjZJ1YfAO
ボードへ文字が走る。無言で暁美ほむらは数式を書き続ける。生徒も教師も、その異質さに息を呑む。
難問を素早く正確に解き明かしているからではない。書き続けている内容に理解が追い付かないからである。
教師「あ―…暁美、お前なにを書いたんだ?」
ほむら「この問題文は、重力素子やその遠心力により相殺される自身の重力に対する計算が除外されている。それでは時空孔異転を――」
教師「そうか!とりあえず座っていいぞ!」
爽やかな笑みと死んだ目をして、教師は着席を促す。まともに会話してられるか、という雰囲気が全身から染み出している。
クラスメート達も、深く考える作業を潔く放棄していた。そんなものだった。
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