43: ◆Wm01vvGoQ2[saga sage]
2013/01/09(水) 20:40:03.13 ID:DjZJ1YfAO
耳が裂けそうな音に縮こまるまどか。それを確かめるように靴音が近寄っていく。
QB「助けて…」
ほむら「そいつを渡してもらおうか」
まどか「ほむら、さん……?これ、あなたがやったの!?」
ほむら「良いから渡せ、害虫はさっさと駆除したいんだ」
二人の少女は目が完全に違う。怯える弱者の目と寒気を与える目。獲物を狩る目ですらない、道を踏み空気を吸うように、極めて当たり前のような行動だと。この腕の中の物体を消し去ることは、摂理だとでも言うような目。
さやか「まどか、こっち!」
その空気を白煙が遮った。
ほむら「貴様まで邪魔をするのか、死にたいかあぁ!」
中学生の手には不釣り合いな巨大な銃を構える。殺意が噴き出す。
まどかの背中、消火器を投げるさやか。迫る赤い塊を左手で真横になぎ払い、右手の散弾拳銃をの引き金を引いた。
カチンッ
ほむら「弾切れか」
煙幕に紛れ去った事を確認し、ほむらは改めてほくそ笑んだ。
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