過去ログ - 光成「・・・パラサイトじゃと?」
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2012/07/14(土) 15:24:50.51 ID:oPI76kVIO
「経緯は端折るが要は君の・・・いや君達の闘う姿を直に見たい」
人々の好奇の目に晒されるモルモット。
新一は以前ミギーが危惧していることを、話したことを思い出した。
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2012/07/14(土) 15:26:12.13 ID:oPI76kVIO
「あなたがどこまで知っているかわかりませんが、それは無理です、人目に触れるのは僕が・・・いや僕達が最も恐れることだからです」
「君達がパラサイト達と闘っているは、望んでやっていることでは無く、人食いのあやつ等が君達を発見すると強烈な敵意を持ち襲いかかって来る・・・そうじゃな?」
答えず黙り込む新一。
44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/14(土) 15:27:32.74 ID:oPI76kVIO
新一は光成を睨みつけ、立ち上がり部屋を出ようとした。
「君達を・・・いや、君達の周りの人々全てを我々徳川財閥が全力で保護しよう!」
新一は足を止めた。
45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/14(土) 15:28:18.45 ID:oPI76kVIO
恋人、村野里美の住まい周辺に関する資料だった。
「闘う姿とは、私達が君達の言うパラサイトと闘う姿が見たいのか・・・それともまた別か」
ミギーは親指の付け根部分を唇と化し、親指の先から目玉を覗かせた。
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2012/07/14(土) 15:29:55.51 ID:oPI76kVIO
「ちょっ・・・おまえいいのか?!」
「私は生きる為に生きている・・・身の安全の絶対的確保を約束出来るのなら条件を飲もう」
「・・・ミギー」
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2012/07/14(土) 15:48:33.50 ID:oPI76kVIO
「人間ですか?」
「そうじゃ・・・只の人間じゃないがな」
「わかりました・・・あまり見せ物にはならないと思いますよ、早く済ませてしまうと思うので」
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2012/07/14(土) 15:53:46.19 ID:oPI76kVIO
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2012/07/14(土) 16:32:46.34 ID:oPI76kVIO
事務所に連絡が入ったのは、彼女が訪れた次の日だった。
内容は、食堂と餌の準備は出来たかと言うこと。
もうすぐ見つかる所です、と言う答えに憤慨した様子も無く「これからいいモノを見せてやる」との返事だった。
疑問符は拭えない。
50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/14(土) 19:16:12.52 ID:oPI76kVIO
何故こんなことを。
良二は死を覚悟する程の、後悔を冷たい汗と共に流した。
どう食われるか、頭をもぎ取られるか、全身を八つ裂きにされるか。
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2012/07/14(土) 19:16:51.16 ID:oPI76kVIO
「シオリと呼べ」
「は・・・はい」
「敬語をやめるんじゃないのか?」
52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/14(土) 19:17:44.34 ID:oPI76kVIO
「一体何処に向かってるんだ?」
すんなりと出た良二の言葉に返事は無く、ただシオリは立ち止まった。
目線の先を追うと、大きな建物が街を見下げるように立ちはだかっていた。
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