過去ログ - 光成「・・・パラサイトじゃと?」
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41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/14(土) 15:23:48.19 ID:oPI76kVIO
「警戒せんでもええ、君達のことを他所に話したりはせんよ」

「・・・なんのことだか」

「まあ、そう来ると思っとった・・・おい」
以下略



42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/14(土) 15:24:50.51 ID:oPI76kVIO
「経緯は端折るが要は君の・・・いや君達の闘う姿を直に見たい」

人々の好奇の目に晒されるモルモット。

新一は以前ミギーが危惧していることを、話したことを思い出した。
以下略



43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/14(土) 15:26:12.13 ID:oPI76kVIO
「あなたがどこまで知っているかわかりませんが、それは無理です、人目に触れるのは僕が・・・いや僕達が最も恐れることだからです」

「君達がパラサイト達と闘っているは、望んでやっていることでは無く、人食いのあやつ等が君達を発見すると強烈な敵意を持ち襲いかかって来る・・・そうじゃな?」

答えず黙り込む新一。
以下略



44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/14(土) 15:27:32.74 ID:oPI76kVIO
新一は光成を睨みつけ、立ち上がり部屋を出ようとした。

「君達を・・・いや、君達の周りの人々全てを我々徳川財閥が全力で保護しよう!」

新一は足を止めた。
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45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/14(土) 15:28:18.45 ID:oPI76kVIO
恋人、村野里美の住まい周辺に関する資料だった。

「闘う姿とは、私達が君達の言うパラサイトと闘う姿が見たいのか・・・それともまた別か」

ミギーは親指の付け根部分を唇と化し、親指の先から目玉を覗かせた。
以下略



46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/14(土) 15:29:55.51 ID:oPI76kVIO
「ちょっ・・・おまえいいのか?!」

「私は生きる為に生きている・・・身の安全の絶対的確保を約束出来るのなら条件を飲もう」

「・・・ミギー」
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47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/14(土) 15:48:33.50 ID:oPI76kVIO
「人間ですか?」

「そうじゃ・・・只の人間じゃないがな」

「わかりました・・・あまり見せ物にはならないと思いますよ、早く済ませてしまうと思うので」
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48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/14(土) 15:53:46.19 ID:oPI76kVIO





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49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/14(土) 16:32:46.34 ID:oPI76kVIO
事務所に連絡が入ったのは、彼女が訪れた次の日だった。
内容は、食堂と餌の準備は出来たかと言うこと。
もうすぐ見つかる所です、と言う答えに憤慨した様子も無く「これからいいモノを見せてやる」との返事だった。

疑問符は拭えない。
以下略



50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/14(土) 19:16:12.52 ID:oPI76kVIO
何故こんなことを。

良二は死を覚悟する程の、後悔を冷たい汗と共に流した。
どう食われるか、頭をもぎ取られるか、全身を八つ裂きにされるか。

以下略



51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/14(土) 19:16:51.16 ID:oPI76kVIO
「シオリと呼べ」

「は・・・はい」

「敬語をやめるんじゃないのか?」
以下略



52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/14(土) 19:17:44.34 ID:oPI76kVIO
「一体何処に向かってるんだ?」

すんなりと出た良二の言葉に返事は無く、ただシオリは立ち止まった。
目線の先を追うと、大きな建物が街を見下げるように立ちはだかっていた。

以下略



53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/14(土) 19:18:18.48 ID:oPI76kVIO
今や世界各地に道場を持つと言う、かの有名な神心会館の本部に乗り込み、看板を要求する。

これ程わかりやすい自殺行為があるだろうか。

「そ・・・そ、それは、マジで言ってるのかな?」
以下略



54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/14(土) 19:19:05.18 ID:oPI76kVIO
後を追った良二は足がもつれ、結果シオリを追い越し、勢い良く観音開きの扉を左右に開いてしまった。

出迎えたのは、良二の身体のふた回りはある道着の巨漢、二人組。

「おや、元気がいいな!見学かな?」
以下略



55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/14(土) 19:20:17.93 ID:oPI76kVIO
首元に流れる汗を感じる。
この二人に、あのセリフを言ったら、どういう反応が返って来るだろう。
面白い冗談だと軽く流してくれるだろうか。
激昂し、殴り倒されるだろうか。

以下略



56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/14(土) 19:21:08.14 ID:oPI76kVIO
いやだ。
良二は今にも泣きそうな表情で、すがるように言葉を発した。

「か・・・か、看板くださあい」

以下略



57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/14(土) 19:21:57.46 ID:oPI76kVIO
「て・・・てめえ!」

怒りをあらわにし、シオリに掴みかかろうとする、もう片方の男の顔が高速で揺れた。
シオリの床と垂直まで振り上げられた右ハイキックが、目にも留まらぬスピードで繰り出されたのである。
男はそのまま、崩れ落ちた。
以下略



58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/14(土) 19:22:59.23 ID:oPI76kVIO
良二が看板を要求する言葉を発してから数秒で、目の前の二人の巨漢が床に沈んだ。

「これではテストにならないな、弱過ぎる」

シオリはピクリとも動かない二人を見下ろし、呟いた。
以下略



59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/14(土) 19:25:24.75 ID:oPI76kVIO
ロビーの角より出現し、先に口を開いたのは、ここに倒れている二人の巨漢よりもデカイ男、そして間違い無く強い。

「ケッ!だらしねえ・・・練習生からやり直せってんだ」

そして、後からヤクザ顔負けの凶悪な顔付きの男が現れた、今にも噛み付きそうな獣のようである。
以下略



60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/14(土) 23:11:40.78 ID:oPI76kVIO
「わかってるよ、オイ!何者だ!」

良二は加藤と呼ばれた男の威圧的な口調に、戸惑いながらやっとのことで言葉を発した。

「お・・・俺は」
以下略



61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/07/28(土) 04:28:17.78 ID:74afQis3o
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