過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.13
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552:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/08/31(金) 16:28:04.37 ID:ZinZJKEIO
(京介視点)

最近の俺は周囲の変化への対応力も大分ついてきたと思っていたのだが、どうやら過信だったらしい。

「・・・って訳なの。だから、明日の夕方あんた予定あけといてよね。」
「なあ、桐乃。俺は今お前の話についていけていない」
「は?超分かりやすく説明してあげたつもりなんですケド」
「お前があやせとケンカしたのは分かった。だがな、あやせとロックが付き合っているという部分が分からんのだ」
「ロックっていわお君のこと?まあ、私も良くわかんないけどさ・・・とにかく明日来れば分かるって!」

強引な妹様の命令に俺が逆らえるわけもなく今こうして公園にいる訳だが・・・俺が受験生だって理解している奴は一体どれだけいるんだ?

それにしても、俺に桐乃にロックにあやせ。まさか、この面子で集まる事になるとはな。

「お久しぶりです、お兄さん」
「おう。あやせ。久しぶりだな。」

俺があやせを振ってからおおよそ10日しか経っていない。なんというか気まずいが、あやせの隣に立ってるのは

「うーっす、あんちゃん!元気にしてた?」
「はは、元気に決まってんだろ。」
「ごめんな、忙しいだろうに呼び出しちゃってさ」

こいつがあやせと付き合っているとは想像もつかん。ハッキリ言って俺はまだ信じていない。それに、なんか・・・煮え切らない部分がある。

「じゃあさ、早速本題なんだけどさ。」

といってロックの奴が桐乃に目配せを送る。桐乃に謝らせてあやせと仲直りさせるつもりなんだろうが・・・そんなに上手くいくかねえ、何しろ相手はあやせ様だ。

「あ、あやせ?昨日は本当にごめん。私、どうかしてたよ。」

さあ、ロックお前の腕をみせてみろ!

「な、あやせ。桐乃ちゃんもこう言ってるし許してやれよ」
「い、いわおが気にしてないなら、私も別に良いよ。」
「じゃ、桐乃ちゃんと仲直りしてくれる?」
「うん。」

「桐乃、昨日は私もどうかしてた。つい、いわおの事で頭が一杯になっちゃってて。だから、ごめんね。仲直りしよ?」
「うん!」

がっしり抱き合う桐乃とあやせ。なんていうか、俺は要らなくないか?

それにしても今の口ぶりからしてあやせとロックはマジでできてるっぽいな。てか、あやせってあんなデレんのか?うらやま・・・もとい信じられん!ロックの悪口だけで桐乃と絶交って・・・俺の知ってるあやせ様じゃないっすよ!?

「なあ、ロック。お前、あやせに催眠術かなんかかけたんじゃねえの?」
「あんちゃん、何言ってんの?」
「ふっ、独り言だ。」

それにしてももう2つ聞かにゃならんな。

「今からお前に2つ質問すっぞ。良いか?」
「うん」
「まず問1だ。お前あやせと付き合ってんの?」
「ああ」

くう、なんか悔しい。なんでだ?ラブリーマイエンジェルあやせたんは俺に告白してきたんだぞ!それは、黒猫のこともあるしビシッと振ったけどよう。なんていうか、あやせルートを消したかった訳ではなくてだな・・・って俺も大概浮気性だな。あやせに変な名残を持たせまい、ってつもりだったんだけどな。いざあやせに彼氏が出来ると、こんなに寂しいものか。まあ、あとで追求するとしてだ・・・

「2つ目の質問だ。何故俺を呼び出した?」

今の流れでいけば、俺は不必要なハズだ。いなくてもなんとかなる。

「へへっ、あんちゃん鋭いな。」
「俺を暇人だと思ってんのか!」
「いや、あんちゃんに大事な話があるからさ」
「大事な話だー?」

もしかして、あやせと付き合いましたとかいう自慢話じゃないだろうな。くそ、イラつくぜ。

「俺さ、あやせと付き合ってるんだ」
「ああ、どうやらそのようだな」
「だけどさ、あやせはあんちゃんに告白しただろう?ついこの間」
「ああ」
「だからさ、俺考えたんだよ」
「周りくどい奴だなあ、何なんだよ」
「このままじゃ、俺もあんちゃんも今の関係に踏ん切りをつけられないと思うんだよ。だからな・・・」

「あやせ、俺とあんちゃんのことをどう思ってるか答えを出してくれないか?」


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