過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.13
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961: ◆odaAq0EgoE[sage]
2012/10/28(日) 03:02:43.48 ID:VoHeYYYDO

「ほら、告白したわけだし、こーゆーイベントも着々とこなしていかないと」

少し照れ臭そうに言う日向。
俺はその姿に・・・ちょ、ちょっとだけ、ちょっとだけだぞ!?見とれながら言葉を返す。

「・・・OKしたおぼえはないぞ?」
「いーんだって。女の子は好きな人に贈れればそれで」

へへっと頬を赤らめて言う日向は、本当に可愛くて。

「・・・ありがと、な」

俺は思わず目を逸らしながらお礼を言った。
それが気になったんだろう。

「ん?なに嬉しくない?」

日向の顔が、少しばかり曇ったように見えたんだ。
慌てて言葉を繋げた。

「んなことねーよ!・・・ただ、日向ちゃんに悪いなって思ってさ」
「なんで?他の娘からも貰ってるから?」

なぜ知ってる!?
じゃねーよ!!

「ちげーよ!大体あいつらのは義理チョコだ!日向ちゃんのとは比べ・・・あっ!」
「・・・いやー、さすがに照れるよ今の?」

気がつけば、日向はどこか居心地悪そうに真っ赤な顔で苦笑を浮かべてた。

「わ、わりっ!」

うわあ今俺スッゲー顔真っ赤だ絶対!
小学生女子に、めちゃくちゃ恥かしいこと言っちまった!
でもなぁ・・・本音なんだよな、自分でも驚くほどに。

「そーじゃなくて・・・こんな宙ぶらりんなままなのに、こーゆーことして貰って、そんで素直に嬉しいとか思っちまうことが失礼っつーか・・・」
「まじめだねー高坂くんは」

照れながらも、嬉しそうに言う日向。
その姿は本当に可愛くて。

「性格だからな」

知らず俺も微笑んでいた。
・・・なんだろうなこれ?
なんかすごく照れ臭くて、その実、物凄く楽しい。
これって本当になんなん・・・。

「ま、そんなとこも好きなんだけどねー」
「んなっ!?」

日向の一言に、あっという間に思考が打ち切られる。


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