過去ログ - 涅マユリ「椎名・・・まゆり・・・?」
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2012/07/15(日) 18:07:08.48 ID:wfeHqJsC0
岡部「いや待て違うんだ。あぁ・・・これにはわけがっ・・・!」

涅マユリとネムの会話など知るはずもなく、クリスと椎名まゆりは岡部を責め立てている。ラボにクリスの声が響く。

クリス「どんな理由だ!?」

岡部はクリスの誤解を解くために強引にクリスの腕を引っ張る。

岡部「助手よ一緒に来てくれ!」

当然クリスにはその意味がわからない。

クリス「はぁ!?」
ただ頓狂な声が出るだけだ。それでも岡部は強引にクリスを連れていこうとする。

岡部「いいから早く!」

結局クリスは椎名まゆりを残して岡部について行った。

ラボに残された椎名まゆりを見ながら、涅マユリの脳内では激しく思考が駆け巡っていた。

涅マユリ(岡部倫太郎は過去を改変した。だがその改変はソウルソサエティにまでは及んでいない。少なくとも、私や護廷13隊内でそのような異変は見られなかった。何故?)

涅マユリ(過去改変はソウルソサエティにまでは及んでいない?何故?もしそうならその理由はおそらく私の推測で説明できる。それとも実際にはソウルソサエティも改変されていて、そのことを誰も認識できなかった?)

涅マユリ(過去に戻るという現象自体はすでに存在が確認されている。岡部倫太郎とは全く違う人物が、偶然にもそれを行った。だが現世でそんなことは・・・。)

涅マユリ(現世での時空間の歪みを認識できたのは私だけ。ネムにはできなかった。これが意味するものは・・・。)

その先に思考が至ったとき、涅マユリはかつてない屈辱的な感情に襲われた。だが、さらにその先へ思考が至る。思考が感情を押しのけて。そして新たな感情の波がやってきた。それはまるで、憎い敵に一矢報いたような感情だった。

涅マユリは聞こえるはずもない声で目の前の少女、椎名まゆりに呟いた。

涅マユリ「全く、不愉快なものだネ。世界も、人も、感情というものも。・・・あくまで、私の仮説が正しかったらの話だがネ。」

椎名まゆりには、その声は聞こえない。

椎名まゆり「オカリンどうしちゃったんだろ・・・?」


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