過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」
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129: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/07/19(木) 22:22:05.57 ID:MMWw0PiG0
「佐天さん……妄想が膨らみすぎよ」

そう注意したのは美琴だが、彼女は佐天の話がそれほど妄想でもないことを知っていた。
もちろん、佐天はただの想像で話しているのだが、美琴はそういった『闇』の存在を知るほどには暗部に関わっていた。
量産型超能力者。絶対能力者進化計画。残骸。
どれも、一般人ではその影もつかめないほどの暗部だ。

佐天がそういったものの存在を知ったわけではないと分かっていても、学園都市の『闇』を知る美琴にはあまり笑える話ではなかった。
もしかしたら、もしかしたら佐天が持ち前の好奇心で『闇』と関わってしまうかもしれない。
そうなったら間違いなく佐天はただではすまないだろう。
もちろんそんな可能性など皆無に等しい。学園都市の『闇』は、一般人の好奇心でたどり着けるほど浅くはない。
それでも気分のいい話ではなかったので、美琴は「妄想だ」と切り捨て、さりげなく話をそらそうとした。

「え〜、絶対あると思うのにな〜」

「まあ確かに風紀委員や警備員でも上からの命令で動けなくなったりすることもありますけど、おそらく統括理事会でしょうし。
そのような怪しげな組織があるとは思えませんわね。映画かなにかの影響ですの?」

「そんなことよりも佐天さんもデザート食べましょうよ。ここ美味しいですよ〜」

「初春……追加注文したの?」


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