過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」
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57: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/07/17(火) 21:43:00.06 ID:JmGF+Vf80
「垣根はどうなんだよ?
まあ今着てる服もホストっぽいけど似合ってるし、男の俺から見てもイケメンだしモテモテなんでしょうね〜」

ジトッ、と垣根を見つめる上条。モテない(と本人は思っている)男の僻みである。
だが、確かに垣根帝督は非常に整った顔立ちをしている。これに対して異議のある者は少ないであろう。
以下略



58: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/07/17(火) 21:54:35.89 ID:JmGF+Vf80
「……まあ、こんなもんだろ」

垣根はあまり深く考えず割と適当にコーディネートしたのだが、上条はいたく気に入ったようだった。
お前に頼んで正解だった、とかモデルにでもなった気分だ、とか言いながら鏡を見てニヤニヤしている。

以下略



59: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/07/17(火) 21:57:22.75 ID:JmGF+Vf80
(上条がスキップ……気持ち悪ぃ。ただその一言につきる。死ね)

気色悪いもん想像させんなクソが、と理不尽な悪態をついて美琴の元へ足を運んだ。
垣根が美琴を見つけた時、美琴は鏡の前で服を自分にあわせているところだった。
それだけなら何の問題もない。美琴が持っている服がゲコ太のデザインされた物凄く子供っぽいパジャマでなければ。
以下略



60: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/07/17(火) 22:00:25.08 ID:JmGF+Vf80
「こっ、これはその、別に私が欲しいとかじゃなくて、なんていうかその…うぅ……
そう! 友達よ! 友達にこれを買ってくるよう頼まれたの!!」

必死に言い訳する美琴。本当に必死である。
誰が聞いても今搾り出したとわかる言い訳をし、これでごまかせたと本当に思っているのか、妙にやりきったような表情を浮かべる美琴。
以下略



61: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/07/17(火) 22:01:55.98 ID:JmGF+Vf80
「そのゲロ……ゲロ助? ってなんだよ」

「ゲコ太よ、ゲ・コ・太! 知らないなら教えてあげる。ゲコ太ってのは緑で乗り物に弱くてね……」

誰がゲロ助だゴルァ!! と言わんばかりの鬼気迫る表情で訂正し、ベラベラとゲコ太について語り始める美琴。
以下略



62: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/07/17(火) 22:03:31.25 ID:JmGF+Vf80
「あー……御坂? 用事はすんだし、どっかに移動したいと思うのですがどうでせう?」

そう上条に言われて、ようやく話をやめる美琴。
話に夢中になりすぎていたのを恥じているのか、若干顔が赤い。

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63: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/07/17(火) 22:05:40.08 ID:JmGF+Vf80





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64: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/07/17(火) 22:08:06.26 ID:JmGF+Vf80
「別にいいけど、やっぱだいぶセーブしないといけないのがなぁ…… 超能力者でも使えるの作ってくれないかな」

いくら能力者用といっても七人しかいない超能力者が全力でその力をぶつければ、間違いなく壊れてしまう。
美琴は身体検査(システムスキャン)の時ですら目一杯セーブしなければまともに計測できないのだ。
超能力者が思う存分力を振るえる機会など、まず存在しない。
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65: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/07/17(火) 22:12:03.70 ID:JmGF+Vf80
ガンッ!! と気体をまとわせた右手で思い切り殴りつけると、パンチングマシーンは大きく後ろにのけぞった。
少しして表示されたスコアは、ランキングのかなり上位に食い込むものだった。

「垣根も中々やるわね」

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66: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/07/17(火) 22:13:18.32 ID:JmGF+Vf80
無能力者。この少年は確かにそう言った。
無能力者とはつまり、なんの力もないということだ。
だが、初めて会った時この少年は「御坂とは喧嘩友達」とも確かに言ったのだ。
超能力者と無能力者が喧嘩友達?

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67: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/07/17(火) 22:16:53.87 ID:JmGF+Vf80
「ま、こんなもんね」

「流石御坂先生……やっぱ高位能力者は世界が違いますよ」

遠い目をしてそう言う上条を見て、本当に無能力者なのか、と思う垣根。
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