過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」
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761: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/14(金) 22:17:11.55 ID:twxM9Fxb0
「下部組織にでも全て押し付けようかと」

笑顔のまま話す海原。
さらっと凄いことを言っているような気がするが、下っ端の仕事なんてこんなものだ。
土御門もニヤッと笑って返す。
以下略



762: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/14(金) 22:18:25.13 ID:twxM9Fxb0
「結標さんも、ですか」

「アイツはもっと心配いらんぜよ。
空間移動系能力者なんて逃走に最適だからにゃー」

以下略



763: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/14(金) 22:18:57.63 ID:twxM9Fxb0
「全く、殺しにくるなら相手の能力くらい調べてきなさいよね。
このままやり過ごしてもいいけど、目障りなんで始末させてもらうわ」

彼らが彼女の能力を知っていたなら、その場に留まるという自殺行為はしなかっただろう。
空間移動系能力者は転移先の座標を正確に計算する必要がある。
以下略



764: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/14(金) 22:19:55.46 ID:twxM9Fxb0
座標移動に限らず空間移動系能力者は総じて逃走と追跡、そして暗殺に長けた能力だ。
彼女は持っていたコルク抜きを転移させる。
襲撃者たちは彼女を見失い、それぞれ散って捜索していたが、そのうちの一人の左肩にトン、と音をたて突如コルク抜きが出現する。
結標の座標移動は本来無音だ。この音は転移させられたコルク抜きによって周囲の肉が押し広げられた音だろう。
絶叫し、倒れ込む襲撃者。その近くにいた者たちがあちこちを見回しているが、見つけられるはずもない。
以下略



765: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/14(金) 22:20:25.42 ID:twxM9Fxb0
トトトンッ、と軽い音が幾度か連続して響く。
座標移動させられたコルク抜きは彼らの体を確実に貫いていく。
その後も何も分からずウロウロしている襲撃者たちを確実に仕留めていく結標。
ものの数分で、結標を追っていた襲撃者たちは全滅した。

以下略



766: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/14(金) 22:23:51.66 ID:twxM9Fxb0





以下略



767: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/14(金) 22:25:25.43 ID:twxM9Fxb0
「……まさか、『グループ』とはな」

その男は苦々しげに呟いた。
この男こそが雲川や貝積のいう“奴”。

以下略



768: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/14(金) 22:26:16.78 ID:twxM9Fxb0
「親船や貝積を先に潰しますか」

「いや。出来ればそうしたいが、あちらも統括理事会のメンバーだ。
それを二人も殺すとなると、相当の政治的準備が必要となる。
まず武力で排除できる方からだろう。
以下略



769: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/14(金) 22:28:26.20 ID:twxM9Fxb0





以下略



770: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/09/14(金) 22:29:05.60 ID:twxM9Fxb0
二度寝しようかと思っていたところに打ち止めが「あなたのお腹にダーイブ!」とか言いながらのしかかってきたので、完全に意識が覚醒したのだった。
現代的なデザインの杖をついてリビングへ向かうと、一方通行と打ち止め以外は誰もいなかった。
今日は金曜日なので黄泉川は仕事へ。
芳川はニートなので夢の世界へ。
それぞれ向かっているため、現在この家には彼ら二人しかいなかった。
以下略



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