過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」
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918: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/10/08(月) 01:12:31.28 ID:sPcHSqu+0
しかもガンシューティングやレーシングゲーム、格闘ゲームのように毎回熱くなっていたのではなおさらだ。
上条が提案する前から、自然と解散オーラというか、そういった雰囲気が漂っていたのだ。
それを感じ取った上での上条の提案である。

上条はスーパーの特売と言ってそそくさと立ち去っていった。
以下略



919: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/10/08(月) 01:13:12.60 ID:sPcHSqu+0
実際無能力者といえど無駄遣いしなければそこまで生活に支障はない。
だが上条の場合、その奨学金のほとんどが同居人である暴食シスターの食費に消えるので、余裕がないのだった。
更にもう一つ、やたらと入院しているため医療費がかかっているのも原因の一つだろう。
もちろん垣根と美琴はそんなことを知る由もないので、二人の間には「上条は金遣いが荒いのでは」という疑いが芽生えていた。
もっとも、莫大な財産を持つ超能力者の二人のいう無駄遣いとはどれほどのものを指しているのかは分からないが。
以下略



920: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/10/08(月) 01:13:41.74 ID:sPcHSqu+0
垣根の提案により、二人はそこから最寄りの喫茶店へと向かった。
先日、白井を含めた四人で訪れたあの喫茶店だ。
店内には三人ほどしか客の姿はないが、その三人は誰もが紅茶か何かを飲みながらレポートのようなものに取り組んでいた。
どうやらここは学生が静かに勉学に励む場所としても利用されているようだ。
二人が入り口前の階段を上り店内に入ろうとすると、中から一人の男が飛び出して来た。
以下略



921: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/10/08(月) 01:14:50.04 ID:sPcHSqu+0
「おいテメェ、人様にぶかっておいて何をポカンとしてやがる。それとも降参の合図ってか?」

そんな垣根の言葉は聞こえていないかのように、男は二人を指差し叫んだ。

「お、お前らはぁー!!」
以下略



922: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/10/08(月) 01:15:25.46 ID:sPcHSqu+0
垣根は少しばかり考え込む。
思い出そうとはしてみるのだが、全く出てこない。
彼の中ではよほどどうでもいい情報として処理されていたのだろう。
いちいちつっかかってきたスキルアウトなど覚えているはずがなかった。
ちなみにこれは垣根が上条の幻想殺しについて知るきっかけとなったスキルアウトのことを指している。
以下略



923: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/10/08(月) 01:16:53.20 ID:sPcHSqu+0
「ってかなんでお前名前なんて知ってるんだよ」

「絡まれた時、一人があいつをカズって呼んでたじゃない」

「知るか」
以下略



924: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/10/08(月) 01:17:26.13 ID:sPcHSqu+0
「んで? そのカスは何か用でもあんのか?
ないなら二秒で消えろ、じゃなけりゃブッ飛ばす」

「カズだ、カズ! わざとらしく間違えやがってこのクソイケメンが!
羨ましいんだよボケ!!」
以下略



925: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/10/08(月) 01:17:52.83 ID:sPcHSqu+0
完全に呆れ顔だった垣根だが、その言葉には敏感に反応した。
僅かに眉を顰め、目つきも少しだが確かに変わった。
美琴も面白そうだというような笑みを浮かべている。

「お前らにあの日やられてからずっと探してたんだぜ?
以下略



926: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/10/08(月) 01:19:40.44 ID:sPcHSqu+0


『果たし上 地図のとこで持つ お前たち三人と、俺らスキルアウト三〇〇人の正々堂々とした決闘を行う マジで来い』


以下略



927: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/10/08(月) 01:20:12.90 ID:sPcHSqu+0
「もしかしなくてもそうだな。
少なくとも、上条が賢く見える程度には」

それって相当よね、と美琴は大きなため息をつく。
二人が行かなかったらどうするつもりなのだろうか。
以下略



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