過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」
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97: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/07/18(水) 23:38:36.43 ID:nE0vsstG0
それが美琴をご機嫌にしている、理由。

その友人の名は垣根帝督。
初め、彼が超電磁砲か、と問うてきたときは若干警戒もした。もしかしたら偶然ではなく故意的に接触してきたのではとも深読みした。
超能力者だと分かって近づいてくる者にいい思い出がないからだ。

だが彼は美琴が超能力者だとわかっていながら、恐れも、特別扱いもせずに普通に接してくれた。
友達になれるかもしれない。上条当麻のように、垣根となら対等な関係を築けるかもしれない。美琴はそう思った。
もしかしたら気付いていないだけで、邪な目的があって接触してきたのかもしれない。でも、それでも、人を疑うよりは信じたいから。

ある日、美琴と垣根と上条の三人で遊びに行った。
朝、出かけた先で偶然垣根を発見し、一緒に朝食をとった。上条との関係をおちょくられ、新しい能力の使用法を教えてくれた。
セブンスミストで、ゲコ太パジャマを合わせているところを垣根に見られ、言外に子供趣味だと馬鹿にされた。
ゲームセンターでは、レースゲームでビリだったことを二人にからかわれた。
ボーリング場では、垣根といつまでもほぼ互角だったため、上条を置き去りに二人で負けるものかと意気込んだ。
その後も完全下校時刻を過ぎても遊び続けた。

美琴が内心わずかながら感じていた疑いは跡形もなく消え去った。
軽口だし、見た目もホストやチンピラのようだけど、決して悪い人じゃないと、そう思った。
たとえ向こうがそう思っていなかったとしても、美琴にとっては垣根はもう友達になっていたのだ。


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