22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/18(水) 17:06:14.62 ID:clEHf3P+o
「ふむ……」
どうやらこれは私向けの仕事のようです。
膝を払いながら立ち上がり、するすると音も無く事務所を出ました。
古来より外道のやり口はあまり変わらないようです。
私がビルの外に出ると強い意志を持った視線を感じました。
集中。
立ち止まり目をつぶると向かいの建物、その屋上だとわかりました。
お二人のやり取りを観察しながら嘲笑っていたのでしょう。
心が冷たく燃えました。
通りに沿って見えなくなるまで進みます。
廃棄ガスのせいで鼻は利きませんが、一度定めたエサは意識から逃しません。
白い縞模様の道路の上を通り反対側に渡ると、獲物の巣食うビルへ静かに歩み寄りました。
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