8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/07/18(水) 16:52:39.59 ID:clEHf3P+o
「どうしたのかね?何かお困りのようだが」
「……私でしょうか?」
初老の紳士が話しかけてきました。
「うむ、良かったら話してみないかね?
若いうちはすべてを己の力で成し遂げられると過信しがちなものだ。
だが相談すると解決には至らなくとも気分が晴れるものだよ」
「ありがたいお申し出ですが……」
『人』には相談できないのです。
心中で呟くのと腹の虫が鳴くのはほぼ同時でした。
羞恥心はありませんでしたがとっさに顔を伏せました。
若い女はこうするものだと知っているからです。
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