33:μ[saga]
2012/07/31(火) 19:20:27.80 ID:kRD46xys0
「ねえねえ、和ちゃん」
唯が口元に指を当てながら、首を捻って私に訊ねる。
全裸である事に対する恥じらいは一切無さそうだ。
どうやらショーツを脱ぎたがらなかったのは、
単に陰毛が生えていない事を私に知られたくなかっただけらしい。
流石は私の幼馴染みと言えるのかもしれない。
「どうしたのよ、唯?」
私が訊ね返すと、唯は自らの女性器周辺を指で示しながら続けた。
「ここの毛ってどうやったら生えるのかなあ……?」
「さあ……。
私も陰毛について詳しいわけじゃないから……。
逆に唯は陰毛を生やすためにはどうしたらいいと思っているの?」
「実はね、私だって努力してるんだよ、和ちゃん。
ヘアブラシでね、
「目を覚ませー、目を覚ませー」って言いながら、ここを叩いたりしてるんだ!」
「何よ、その育毛剤のCMみたいな行動は……」
「他に思い付かなかったんだもん……。
憂に相談するのも恥ずかしいし、一人で頑張ってたんだよう……」
唯も辛うじて姉としてのプライドは持っていたらしい。
年子とは言え、妹に陰毛の相談をするのは、唯のプライドが許さなかったのだろう。
同じ状況なら、私だって嫌だったに違いない。
私は軽く嘆息してから、過去得た知識を総動員して、陰毛について考えてみる。
多少時間は掛かったけれど、一つの答えを出してから、私は落ち込む唯の肩に手を置いた。
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