34:μ[saga]
2012/07/31(火) 19:22:03.82 ID:kRD46xys0
「あんたの行動、意外と間違っていないわよ、唯」
「えっ? ホント?」
「毛が何のために存在するか知ってるかしら?
毛はね、伊達や酔狂やお洒落のために生えてるわけではないの。
……そういう生物も居なくはないけど、今は置いておきましょう。
とにかく、毛は何のために生えているのか?
当然、弱い部分を保護するために生えているのよ。
腋や性器付近に多く生えるのも、その部分が急所になるからなの。
急所を保護するために毛が生えるのよね。
だとしたら、生やしたい部分に危険や刺激を与え続ければ、
その部分に重点的に毛が生えて来てもおかしくはないはずよ。
微々たる力かもしれないけれど、
生物はそんな風に進化する力があるはずだって私は信じているわ。
その調子で女性器に刺激を与え続ければ、将来的に唯の陰毛が生え揃う日が来るかもしれないわね」
「そんな日が……、来たら嬉しいな……。
私も大人になったら、大人になれるんだよね……?
大人の毛が生えて来るんだよね……?」
「ええ、信じましょう、唯。
信じる力は未来に繋がるはずよ。
それとあと一つ。
陰毛にはホルモンが関係してるって聞いた事があるわ」
「ええー……。
私、ホルモン食べるの苦手なんだけどなあ……。
だって、ぐにゃぐにゃして噛み切りにくいし……」
「第二次性徴で分泌される女性ホルモンが陰毛に関係してるのよ。
ホルモン分泌を無視して、陰毛を語る事は出来ないわ」
「スルーされた……」
「いい、唯?
女性ホルモンは女性的な曲線や乳房の発達、
肌の美しさ、生理、陰毛の有無に関係してくるの。
女性ホルモンを多く分泌させるためには、
俗には恋をすればいいと言われているけれど……、それは置いておきましょう」
「ひどいよ、和ちゃん!
私だって恋の一つや二つくらいしてるんだよー?」
「へえ……」
そう呟きながら、私は複雑な気分になっていた。
小学生みたいな精神構造のままの唯が恋をしてるなんて、
それも一つや二つもしてるなんて、嬉しいような、寂しいような……。
私の複雑な視線に気付いたのだろう。
唯が腰に手を当てて無い胸を張って自信満々に続けた。
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