過去ログ - 和「あんたのなつやすみ」
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54:μ[saga]
2012/08/04(土) 19:45:45.63 ID:+h5IACDF0
げんなりした表情で唯が自分の汗を拭いながら呟く。
私も人の事を言えた義理ではないけれど、その唯の汗の量は尋常じゃなかった。
比喩ではなく、本当に滝のような汗だった。
唯と風呂場で身体を重ねて思った事は、何はともあれ暑い……。
それに尽きた。
同性で全裸も見慣れてる幼馴染みに胸を揉まれても、それ以上に思う事なんか無いわよね……。
私は唯から身体を離しながら、溜息がちに言った。


「さっさと練習終わらせて、扇風機に当たるわよ、唯……」


「うん……、それが一番だね……」


それから私達はオイル塗りの練習を即座に始めて即座に終えた。
暑さで追い込まれていたせいだろう。
幸いにもと言うべきか、無駄な力を入れずにオイル塗りのコツをすぐに掴む事が出来た。
唯も早く扇風機の風に当たりたいようで、私以上にすぐにコツを掴んでいた。
やる時はやる子なのよね……。
やるようになるまでが長いんだけれどね……。

こうして、ハワイのためのオイル塗りの練習は終わった。
これでクラスメイトからオイルの塗り方を聞かれても、何の問題も無いだろう。
ただ一つだけ気になった事がある。
オリーブオイルをシャワーで流す時の事だ。
シャワーの水がオイルに細かく弾かれ、
小さな泡が私達の全身を覆うように発生していたのが、ただただ気持ち悪かったという事だ。
今度練習する時はちゃんとした既製品を使おう。
私と唯は頷き合ってそう深く決心したのだった。


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