過去ログ - 一方通行「そンな実験で絶対能力者になれるわけねェだろ」part4
1- 20
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/07/20(金) 21:18:40.22 ID:njSOzS+Jo


「オ○ニーしてェ」

「……は?」


 いつもの喫茶店のいつもの座席でいつものように茶をしばく男(童貞)が二人。
その日の彼等の会話は一方通行の爆弾発言で幕を開けた。


「……オマエは何を言ってるんだ?」


 挨拶代わりとばかりに繰り出された最悪の一言に、垣根は頭を抱えながらその真意を問う。
一方通行とその取り巻き連中による突飛な発言や行動にはある程度慣れている垣根だが、
流石に開口一番自慰をしたいと訴えられたのは始めての事であった。
親しい間柄にも礼儀ってもんがあるだろう、少しは自重しろやモヤシ。


「ン、聞こえなかったか?だからな、オナ○ーgむぐ!?」

「ちゃんと聞こえてるから言い直すな!!つーか声でけぇよ!?」


 垣根の問いを単に声が聞こえなかっただけだと判断した一方通行は、
今度はかなり大きく、それこそ店中に聞こえるんじゃないかという程の大声で爆弾発言を再投下しようとする。
慌てた垣根は対面に座っている一方通行の口を未元物質の羽で無理矢理塞ぎ、
冷や汗を流しながらキョロキョロと周囲の様子を伺った。
こんな会話してるのを聞かれた日にはレベル5の品位がガタ落ちである。いや、今更だとも思うが……
しかし垣根のそんな心配とは裏腹に、他の客や店員は誰一人として彼等に注意を向ける事も無く、
目に映るのはいつも通りごく普通の、平日昼下がりの静かな喫茶店の光景のみであった。
どうやら周囲に一方通行の発言は聞こえていなかったらしい。一安心である。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
614Res/364.92 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice