過去ログ - まどか「未来から来た私の子供!?」
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488: ◆Y9E2ABw2YKVM[saga]
2012/08/01(水) 00:01:21.22 ID:DNGo6+BZ0
ほどか「私は……。もう人間じゃ……」
今の私は後ろの繭を守護する使い魔のようなもの。
だから人間などでは……。
ほむら「いいえ、あなたは人間よ」
そう言い放ち、また私に近寄る。
ほどか「!」
慌てて立ち上がり、ママに向けて剣を向ける。
さっき受けたダメージはもうない。
ほどか「私が人間? ふざけないでください! 人間ならあれだけのダメージを受けてこの速さで回復するわけが」
普通なら死んでいてもおかしくない程の衝撃だ。
だが、私は骨を折ることもなく、血を流すこともなく、ただ痛みを感じただけで澄んだ。
そして、その痛みももうない。
ほむら「何度も言わせないで。あなたは人間よ」
――その証拠にあなたは苦しんでいるじゃない。
そう言って、私の目の前にまで来たママの顔は凄く怒っているように見えた。
ほどか「……!」
慌ててママの傍から離れる。
ほむら「あなたは私達を傷つけることを恐れて本気を出せないでいる。
なぜなら、私達を傷つけたくないから」
また私に近づく為に歩を進める。
ほむら「あなたはさっき私達が止めようとしていることが嬉しい。そういったわね?」
ほどか「それが、なんだっていうんですか……」
みんなが私を想ってくれている。それを嬉しく感じることの何がおかしいというのか……。
ほむら「つまりあなたは、私達と一緒にこの先の未来を歩んでいきたい。そう思っているんじゃないの?」
ほどか「! 違いますよ、私が嬉しく思ったのはあなた達の好意に対して……」
ほむら「嘘ね」
ほどか「……なぜそういえるんですか」
ほむら「今思えばあの封印からしておかしいのよ。何故あんな先が見えるような構造にしたのか」
一歩。また一歩と私に近寄る。
その度に私は後退する。
ほむら「あんな封印じゃあ、私達がなんとかしようと考えるに決まってる。あなたならそれくらいわかるはずよね?
なのに、あなたはあんな気を引くような封印を施した」
ほどか「……」
ほむら「そもそも、結界を隠すこともあなたなら出来たわよね? あなたは最強の魔法少女なんだから」
ほどか「それは、時間がなくて……」
思ったより早く発見されてしまったから隠すことも出来なかったんだ。
だから……。
ほむら「それも嘘。時間を自由に操ることが出来るあなたが時間が足りないですって?
笑わせないで」
ほどか「ッ!」
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