過去ログ - まどか「未来から来た私の子供!?」
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56: ◆Y9E2ABw2YKVM[sage saga]
2012/07/21(土) 22:15:49.96 ID:X9vlZUyI0
まどか「で、でもどうしよう? ほむらちゃんといつ話せば……」

こうなると話しにくい。このタイミングを逃したのは痛かったかな。

ほどか「うーん……。それについては大丈夫だと思います」

まどか「え? なんで?」

ほどか「保健室の場所を知っているのにわざわざお父さんに案内を頼んだことからも、
    なにか話があったんでしょうし、お母さんのほうからもう一度接触してくると思いますよ」

まどか「あ、そっか」

ほどか「今度は暴走しないでくださいね?」

別に暴走したつもりはないんだけどなー。

まどか「う、うん。わかった」

まぁ、一応頷いておこう。
さて、それはそれとして。



まどか「ほどかちゃん」

ほどか「はい? なんですか」

まどか「あんまり気にすることないからね?」

ほどか「なにをですか?」

まどか「ほむらちゃんがほどかちゃんに対してなにかあるのは間違いないと思う。
    それがなんなのかはわからないけど、ほむらちゃんの態度が冷たくっても気にしなくていいんだよ」

ほどか「……」

まどか「まぁでも、気にするなっていうのは無理があるよね。
    でも大丈夫。私がなんとかするから。ほむらちゃんとほどかちゃんが仲良くできるように、私がなんとかするから
    だから安心して? それに悲しいのを隠さなくてもいいんだよ?」

ほどか「別に、悲しくなんか……」

確かに表情には出ていない。でもわかる。
この子は。そういったことは顔に出さない。
自分の辛さや悲しみは絶対に人には見せない。悟られないようにする。




まどか(本当にそっくりだね)

ほむらちゃんもそうなんだろう。
あの照れて逃げて行ったほむらちゃんが本当のほむらちゃんなんじゃないかと思う。

まどか「とにかく私に任せて! それでほむらちゃんとほどかちゃんが仲良くなれてワルプルギスとか全部の問題が片付いたら一緒にお出かけしようよ」

この提案はなかなかいいと思う。
ほどかちゃんは母親、つまりほむらちゃんとの思い出は覚えている範囲ではないはずだ。
思い出づくりの意味を込めてもほどかちゃんの寂しさを埋める意味でもこの提案は我ながらいいと思う。

ほどか「お出かけ……」

まどか「うん。家族でお出かけ。そうなるように私頑張るから。だから、ね?」

ほどかちゃんの傍に寄り、そっと彼女を抱きしめる。

まどか「だから悲しいときや辛いときは私に頼ってくれていいんだよ」

頼ってほしい。なんにもできない私だけれど、一緒にいることくらいはできるから、その悲しさを、辛さを、少しでも
私が引き受けることはできるから。


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