過去ログ - テッラ「困りましたねー」フィアンマ「言う程困ってもいないだろう」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2012/07/23(月) 13:59:17.40 ID:9aNjXw6AO
しばらく会話を続けたフィアンマとテッラは『奥』まで戻り。
現在、フィアンマは椅子に腰掛けたまま目を閉じて退屈を持て余し、テッラは執事か何かのように、入浴後のフィアンマの長い髪の水気をタオルで丁寧に取っている。
科学サイドの産物であるドライヤーを、テッラが好まないからだ。
テッラ「…目を閉じて髪を預けるという事は、命を預けるに等しいそうです」
フィアンマ「あぁ、首が近いからな」
テッラ「分かっていて、預けてくれているのですねー?」
フィアンマ「お前に俺様を殺す事は出来ないからな。というよりも、俺様は死ねない身体だ。…加えて、お前が俺様を殺す訳がないという確証がある」
テッラ「まぁ、その通りなんですがねー」
贅沢に乾いたタオルを使ってフィアンマの髪を優しく拭き、テッラはにこりと笑んだ。
普段は金属を擦ったかのような不快感を相手に与える男だが、神や天使、正しき同教徒には聖職者として、丁寧に、敬意を持って話す。
まして、フィアンマに対してはそれ以上に優しい話し方だ。
フィアンマはだからといって喜ぶでも嫌がるでもなく、ただ怠惰の罪に身を浸す様に、テッラに髪を拭かせた。
恋人のようで、それとは程遠く。
友人のようで、それとは少し違い。
相棒と呼ぶには、少々フィアンマとテッラの間に力量差があり過ぎる。
曖昧な関係で、互いにそれで納得と享受を得つつ、信頼と呼べる危うい信用を寄せ合って。
テッラ(どの道、聖職者の私では、彼…彼女…フィアンマと何か出来る訳でもありませんからねー…)
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