過去ログ - PoH「イッツ・ショウ・タイムと行こうぜ!」
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2012/07/24(火) 11:48:18.57 ID:pR10wcino
俺は言うと同時にぶら下げていた黒の愛剣を構え直し、切っ先をピタリと相手の胸に定めた。
対する向こうは、両の袖を一度上から下に振った。
それだけで、手品のように両手に細長い針が現れた。
指の間に挟むように構えており、装弾数は合計八本。
以下略
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2012/07/24(火) 11:50:54.61 ID:pR10wcino
俺は、宣言と同時に目の前の女が消えたことを認めた。
アバター自体は消えていない。
しかし、システムが検出する《気配》とでも言うべきものが目の前から消えたのだ。
目の前にあった巨大な存在感が消えた。
以下略
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2012/07/24(火) 11:53:37.93 ID:pR10wcino
となると、この地形はかなり不利だ。
照明は頼りない蝋燭の明かりのみで、一寸先はまさに闇。
そこにあの漆黒の装束の女が紛れるとなると、隠蔽ボーナスはかなり高くなるだろう。
生半な索敵スキルでは検出も難しくなる。
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2012/07/24(火) 11:56:34.91 ID:E1mCuaaIO
剣レンジからのアンチマテリアルライフルを避けるキリトさんに投擲ピックとか当たらんよ
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2012/07/24(火) 11:57:04.11 ID:pR10wcino
モンスターと言うものは古代黎明期から気色の悪いカリカチュアライズがあるもので、
化けた巨大花やら触角のみで動く芋虫やらがこの世界にも多数存在する。
それらが前述の攻撃を行なってくるとなると、避けるか勘で弾くかしかない。
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[saga]
2012/07/24(火) 12:00:47.94 ID:pR10wcino
感じると同時に、また剣を反射的に振るう。
今度は一回ではなく、あらゆる方面に複数回。
キキキンッ!! と金属が弾き合う音が響き、俺はまた死地を脱したことを噛み締めた。
よくもまあ不意に飛んでくるピックをこうも弾けるものだ。
以下略
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[saga]
2012/07/24(火) 12:45:40.66 ID:pR10wcino
渾身の力を込めて踏み出し、周りの景色が幾本もの線となって後ろに流れていく。
バン! と擬似的な風が頬を撫で、耳を叩き、ビュウビュウと風鳴りが鼓膜を震わせる。
それらを意に介する事無く、俺は走った。
以下略
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[saga]
2012/07/24(火) 12:48:11.37 ID:pR10wcino
見える、見えるぞ。
相手の動き、狙い。それにもっと動く。まだまだ速くなれる。
飛び道具が何だと言うのだ。
そんなもの我が愛剣の前では縫い針と同義。払えば害の無い小さな刃だ。
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2012/07/24(火) 12:51:59.84 ID:pR10wcino
目をちらりと動かしてコックピット右上のマップを確認する。
俺が目指す安全エリアはこの廊下を抜けた先、計算して約八十メートルほど先だ。
この歩調とスピードで辿り着くには、あと三、四十秒を耐えねばならない。
少なく見積もって三十秒か……。
以下略
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2012/07/24(火) 12:55:32.92 ID:pR10wcino
キィンッ!! と一際大きく振った剣と弾かれたピック、その反動を利用して、俺は残りの距離を一気に詰めた。
大仰な後方宙返りで跳躍し、何とか着陸する。
広い部屋だ。
正方形の間取りで、石を積んだような壁と床。
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[saga]
2012/07/24(火) 12:58:52.86 ID:pR10wcino
ただ、闇雲に振るだけでは必ず被弾してしまう。
かと言って剣技(ソードスキル)を振るいまくっても、技後硬直時間と言う若干のラグの間に被弾してしまう。
ならばどうするか。
以下略
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