過去ログ - 超電磁砲は夢をみない
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2012/07/24(火) 12:28:46.66 ID:d42ujU9K0
「そんなにヤバかったの?」

「御坂さんが勉強を教えてくれているおかげで、なんとか第二志望は合格圏までいけそうなんです。
 ただ、どうしても第一志望の判定があがらないっていう……」

「そういえば、佐天さんの第一志望ってどこだっけ?」

「…………、わ、笑いません?」

「失礼ね。私は友達の進路を鼻で笑うような人間じゃないっての」

「……き、」

「き?」

「き、霧が丘、です」

「へえ。霧ケ丘、かあ」

美琴はズズ、と注文したジュースをストローで飲みながら相槌を打った。

霧ケ丘女学院。第七学区に在る女子高等学校だ。
希有な能力の発掘・育成を得意とし、能力育成部門においては常盤台中学と並ぶとまで言われる学園都市屈指の名門校。

常盤台中学のように受講者全員が、能力(レベル)基準による試験ではなく、
一部の高位能力者を除き、霧ケ丘女学院は一般の学校と同様に筆記試験にて大部分の生徒を募っている。
つまり、無能力者の佐天にも門戸は開かれているのである。
唯一にして最大の懸念事項は、めちゃくちゃ偏差値が高い、ということ。

「あ、そうだ。確か、白井さんって霧ケ丘にお知り合いがいませんでしたっけ?」

御坂と佐天の会話を聞き、初春はふと思い出した事を、視線を己の右手に集中させていた白井に尋ねた。

「ええ、まぁ、」

指先についた少量の塩を取ろうと親指と人さし指を擦り併せ悪戦苦闘している白井は、中々落ちない指先のヌメリに眉を潜めつつ、

「霧ケ丘を卒業された方なら存じていますけれど」

「え、マジですか?」

「マジですの」

予想だにしない白井の交友関係に佐天は驚き目を見開く。
がばりと、テーブルに沈めていた身体を起こすと、マジマジと白井の顔を見返す。
「これで良かったら」と初春から手渡されたウェットティッシュで手元を拭うツインテール少女に、佐天はテーブル越しにズズイと迫り、

「白井さん!!」

「……な、なんですの?」

「その人、紹介してくださいッッ!!」

 と、意気消沈していた瞳を輝かせた。



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