過去ログ - システムさん「安価で女装ギャルゲー風SS」
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807: ◆EEWQeQ.ZIg[saga]
2012/08/07(火) 01:16:11.47 ID:3RLD1yWw0
貴方「ごちそう、さま」

貴方は、空っぽになった器にスプーンを放り入れる。

貴方「それで、時間は？」

＊「あ、あ。あっ！」

店員はストップウォッチを止めるのを忘れていたようで、慌てて止める。

＊「……に、にじゅうさんふん、ごじゅうななびょうです」

23分57秒。店員のミスが無ければ40秒と言うところか。

貴方「とても美味しかったです。とても良い果物を使われているようですね？」

貴方は店長に向けて、にこりと微笑む。
店長の顔と言ったら、完全にエクトプラズマが吐き出されていた。

いやしかし、本当に美味しかった。隅から隅まで、量以外は文句なしだった。
これで普通のサイズであるのならば、それこそ貴方は満足して帰っただろう。
ただ、生半可に巨大など語ったが故に。貴方の調子が良ければ、おかわりさえ要求した事だろう。

＊「へ、返金分と、賞金の五千円になります……」

貴方「どうも」

貴方は、両方とも受け取り、鞄にしまう。

貴方「それでは。気が向いたら、また来ます」

貴方は、奇異と驚愕の眼差しを背に受けながら、店を後にした。

貴方「……お腹いた」

優雅に去ったは良いものの、やはり無茶は無茶。貴方は下手な寄り道はせずに、学院に戻る事にした。

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