過去ログ - 小鳥「音を無くして」
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59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/28(土) 23:08:25.20 ID:UV+Tamzdo

   ***

「いい感じのお店ですね」

以下略



60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/28(土) 23:09:33.58 ID:UV+Tamzdo
[声を無くしたのは、
プロデューサーさんが言った通り
不安やストレスが原因らしいんです。
でも心当たりがなくて…]

以下略



61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/28(土) 23:11:09.87 ID:UV+Tamzdo
ストレスはともかく不安なんていくらでもある。

独身、貯金は最低限。交友関係のある男性はなし。

勤めるところはいつ廃れてしまうかわからないような芸能事務所。
以下略



62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/28(土) 23:12:04.30 ID:UV+Tamzdo
―――プロデューサーさんはどうなんだろう。

皿に並べられた寿司を淡々と食べ進める
プロデューサーを見てみる。

以下略



63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/28(土) 23:13:55.43 ID:UV+Tamzdo
[プロデューサーさんは不安とかなさそうですよね?]

「ええ、特にはないですね」

そう即答した。
以下略



64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/28(土) 23:15:57.35 ID:UV+Tamzdo
[少し冷たいんじゃないですか?]

「そうかもしれません。
でも彼女たちや社長に求められていることは
ある程度できているつもりです」
以下略



65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/28(土) 23:18:08.10 ID:UV+Tamzdo
[ステップアップとか考えてないんですか?]

プロデューサーの仕事ぶりというのはあまり見たことがなかったが
何と言ってもアイドルたちを成功させた、という実績があるのだ。

以下略



66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/28(土) 23:19:35.31 ID:UV+Tamzdo
「地道にこのまま仕事を続けられれば、
自分で事務所を立ち上げるくらいのことはできるかもしれませんね。
でもその分責任も重くなるんで、やりたいとは思いません。
うちの社長みたいに能天気に構えられればいいんでしょうけど」

以下略



67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/28(土) 23:21:32.01 ID:UV+Tamzdo
「でも、これからの人生を悲観しているわけじゃないんです。
東京には見るものがたくさんありますしね。
演じる側じゃなくて『いい客』でいられればそれでいいんですよ」

それがこの前の意味不明な言葉の意味か。
以下略



68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/28(土) 23:22:57.67 ID:UV+Tamzdo
[ただのお客さんでいいんですか?]

「はい、東京には見るべきものがたくさんあります。
こういう仕事をしているのだからなおさら見るべきものは多いです。
つまらない奴にはブーイングを浴びせて退場してもらって、
以下略



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