76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/28(土) 23:30:10.95 ID:UV+Tamzdo
それで出てきた赤貝、アナゴやイカを食べると
ゆっくりと大トロとウニを味わう。
涙は収まったが後悔の念でいっぱいだった。
「…お腹がすいて泣いてたんですか?」
真顔で尋ねられてしまった。
どうやら小鳥はこの男を買いかぶりすぎていたようだ。
いや、もしかしたら彼なりのジョークなのかもしれない。
どちらの意味だったにせよ、
それがおかしくて声も出ないのに大笑いした。
―――プロデューサーさんのばか。
不意にのどのすぐ近くまで声が出てきそうになったのを感じた。
この分なら音を取り戻す日も遠くないかもしれない。
そのおかげで、
小鳥は先ほどまで自己嫌悪に陥っていたこともすっかり忘れてしまっていた。
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