過去ログ - 弟子「そ、某を、是非とも弟子に!」剣士「めんどくさすぎワロタ」
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45: ◆ClmoeYz2r6[saga]
2012/07/27(金) 21:47:58.64 ID:N+Z7/Leeo
女侍「その立ち会いは…………そうですね。一言で言うなら、楽しかった」

女侍「道場の師範の胸を借りて、ただ遮二無二、己をさらけ出して、剣を振っていた頃のような……」

女侍「……ですが、娘は、剣士に負けました。剣士は余りにも強すぎた。それこそ、剣を握りたての初心者と、道場師範ほどの差がありました」

女侍「娘は言いました。『貴方はどうして剣を振るっているのですか?』」

女侍「両親を殺されたこと、そのために剣を磨いたこと、仇を捜し当てたこと、結局その仇を斬れなかったこと……」

女侍「洗いざらいぶちまけて、その上で問いました『貴方はどうして剣を振るっているのですか?』」

女侍「……答えは未だに貰えておりません」

女侍「ですが、その剣士は、『貴方』にした話を娘にもしました」


 剣士『死んだ人間が喜ぶことはないし、悲しむこともない』

 剣士『だから、復讐ってのは、徹頭徹尾『生きている人間のため』のものだ』

 剣士『復讐がしたかったら、『自分がそれですっきりするから』と宣言しろ』

 剣士『理由に死人を使うな。死人は……眠らせてやれ』


女侍「……とどのつまり、娘には仇討ちなどする資格はなかったのです」

女侍「ただ死人のために剣を磨き、死人のために仇を捜し……娘自身も死人と変わらないものになっていました」

女侍「……剣士殿は、そんな娘を生き返らせて下さいましたが」

女侍「その手管については、それこそ、ここでは……とても……///」ポッ

??「…………」


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