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2012/07/28(土) 09:07:23.98 ID:qE3fBjFWo
春香の足をなんとか溝から出して進もうとしたら、人の足がコップを踏みつぶそうとしていた。
それに気づいた春香が美希を連れてコップの外に飛び出した。
春香「コップも潰れちゃったし、道のど真ん中。動けないよ〜」
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2012/07/28(土) 09:08:36.82 ID:qE3fBjFWo
「ただいまー! ママ、帰ったよー!」
「お帰り、どうだった?」
「楽しかったよ! 部屋行ってるね!」
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2012/07/28(土) 09:09:15.88 ID:qE3fBjFWo
伊織「あんたたちが新しいやつね。私はアイドルシリーズ一番人気の水瀬伊織よ!」
真「伊織、この2人もアイドルシリーズだよ……。僕は真でこっちが」
雪歩「こ、怖い人じゃなくてよかったです。私、萩原雪歩です」
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2012/07/28(土) 09:09:59.80 ID:qE3fBjFWo
伊織「まさか隣の家とはね。それじゃたまに聞こえてくる声の主があんたたちの持ち主ってわけね」
雪歩「持ち主がすでにいたんですね。どんな人なんですか?」
春香と美希がプロデューサーについて語った。明るく楽しく、いつも一緒に遊んでいること。家族とも仲良しでいつも楽しそうだと。
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2012/07/28(土) 09:12:22.39 ID:qE3fBjFWo
美希「朝まで待ってられないの。悪いけど先に帰ってるの!」
春香「美希! そんなに焦らなくても!」
廊下に出ていく美希と春香、続けて真が追いかけていった。
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2012/07/28(土) 09:13:06.76 ID:qE3fBjFWo
女の子が部屋に入り、母親が扉の前で呼び掛けている。
なんどかやって諦めた母親は3人が入った扉に入っていった。
「はぁ、やっぱりだめか。どうしたらいいんだろ」
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2012/07/28(土) 09:13:47.79 ID:qE3fBjFWo
春香が美希に声をかける。美希はそこに置いてあったアイドルシリーズの箱を眺めていた。
美希「これ、ミキの名前が書いてあるの。ミキはこの中に入ってたの?」
美希「真たちのもあるの。箱にいっぱい説明が書いてあるの」
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2012/07/28(土) 09:14:39.02 ID:qE3fBjFWo
3人は女の子の部屋に戻った。部屋のベッドには泣き疲れて眠った女の子と心配そうにベッドを見上げる玩具たちがいた。
伊織「お帰り、何があったのよ」
真「お母さんと何かあったみたい。こっちに来た時は焦ったよ」
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2012/07/28(土) 09:15:23.95 ID:qE3fBjFWo
夜中、美希が動く気配で春香は起きた。美希は窓の傍に立つと外を見たまま動かなくなった。
春香「……美希?」
美希「春香? 美希ね、家に帰らないことにしたの」
40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]
2012/07/28(土) 09:16:22.95 ID:qE3fBjFWo
春香「私ね、美希が羨ましいの。元気でキラキラでかわいくて。私はそんなに可愛くもないし、素直に想いも言えない……」
美希「春香、もしかして」
春香「だから! 私は美希に帰ってほしい。たぶん家のみんなもそれを望んでるよ。
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2012/07/28(土) 09:17:18.87 ID:qE3fBjFWo
春香「うん、そうだね。一緒に帰ろう」
春香「でも、ここの家も心配だよ。何とかしてあげたい」
美希「そうだよね。それでこそ春香なの!」
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