過去ログ - のび太「ここが学園都市か…」
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6: ◆b5KTejaQ5w[saga]
2012/08/01(水) 01:11:10.23 ID:Jq49qZGzo
のび太「で、その原石ってなんなの?」

ジャイアン「なんだか最初から能力を持っているんだとよ。」

のび太「へえー、初耳だよ。羨ましいなあ。僕なんかさんざん能力開発受けないといけなかったのに」

ジャイアン「『天国送り(ヘブンコーラス)』っていうんだぜ。俺のすんばらしい歌声で敵の戦意を喪失させる能力だ」

のび太(悍ましい歌声で敵を冥土へ送る能力か。覚えておこう)

 のび太は冷静に自分なり正しい意訳を考え出し、そっと頭にしまいこんだ。

***

 学園都市の夜。のび太は一人、闇の中を歩いていた。
もう警備員(アンチスキル)に見つかったら補導される時間であるが、彼はその目を掻い潜りながら何処かに向かっている。

のび太(『原石』の回収が進んでいるとの噂は聞いたが…。まさかあのジャイアンが…)

 あの時、ジャイアンとの会話で知らない振りをした「原石」について振り返っていた。

 原石……それは能力開発も何もせずに得られる、生まれ持った異能の力。
強度に関わらず、とにかく貴重なものであり、学園都市は世界中の原石を集める作業に奔走していた。
能力の方向性も普通の超能力とは違うらしい。

のび太(まあ、今の僕達には余り関係がない話だろうなあ)



 そんな彼の黒いジャケットに加え、昼間とは違い黒いキャップを被ったその姿は、
この深い黒の闇によく溶け込ん
でいた。

 よく目を凝らして彼を見ると、何やら細長い布製の袋から出る肩ひもを肩にかけている。
特殊な物を入れるバッグかケースだろうか。


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