過去ログ - 照「清澄にも麻雀部はあるのか・・・」【咲-saki-】
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380:tell you that I love ...(6)[saga]
2012/09/16(日) 09:40:49.92 ID:LK6c9zYA0
由子には他のクラスの状況を偵察してもらっている

牌譜自体は、大会終了後に速報が出るので知らないクラスでも参考にすることはできる
しかし牌譜だけでは分からない、リアルタイムで感じることもある
実力のある由子に偵察を任せられるというのは、不幸中の幸いといったところかもしれない

「照がいて豊音もいるってことは、飛ばしで終わったってこと?」
「ああ、無事に1位通過だ」
「それは良かったのよー」

由子は手にしたメモ帳を広げる

「他のところで番狂わせはなかったのよー。特に2年10組と3年2組は流石なのよー。中堅で他のクラスを飛ばして終了してる」
「玄ちゃんのクラス、勝ったんだね」
「竜華にまで回らんかったんやな。まあ予選やしそんなもんか」

優勝予想で1位2位というだけのことはある
ほかも概ね、予想上位のクラスが勝ち抜けたようだ

「咲のクラスは?」
「咲ちゃんは照の言う通りだったのよー。先鋒戦は1半荘だったからきっちり105000点で次鋒に回してる。1年5組は大将まで回ったけど、見た限りあの大星さんって人は本気出してる感じじゃなかったのよー。まあ大将に回った段階で5万点差ついてたから、豊音と同じで実力隠しだと思うのよー」

まあ淡が5万点差持っていれば流す程度で問題ないのだろう

「さて、じゃあ早く終わったし、お昼ご飯は屋台に何か買いに行こうか」
「せやな、たこ焼きの屋台あったで」

由子と怜が連れだって教室を出ていく
それを追いかける豊音

「私はわたあめがいいよー」
「豊音、昼ごはんって言ってるでしょうに・・・」
「じゃありんごあめー」
「祭りかっ」

やれやれと、塞が立ち上がる

「落ち込んでる暇なんてなさそうね」

笑顔を浮かべて、教室を出ていく豊音を追いかけていく

それでもその場しのぎだろうと、私はそう感じる
また卓に着けば、自分の不調、振り込んだ時の記憶が蘇ってしまうだろう・・・

それでも、これは塞自身が乗り越えないといけないこと

「塞ちゃん、元気になってくれるといいけど・・・」
「そうだな」

何かしてあげられることは、あるのだろうか

「じゃあ行こう、照ちゃん。屋台ってあったかいご飯が多いから楽しみ」
「ああ、行こう」


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