過去ログ - 照「清澄にも麻雀部はあるのか・・・」【咲-saki-】
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752:tell you that I love ...(8-6)[saga]
2012/11/20(火) 23:47:44.36 ID:PeRsxs880
-side 照-

「ただいま」
「戻ったでー」

竜華とともに、3−1の教室に戻ってきた

「照ちゃん、お疲れさま」

宥をはじめとして、みんなが労いの言葉をかけてくれる
私は、豊音のところへ向かった

「ごめんね、あんまり稼げなくて」
「全然大丈夫だよっ。あとは最終兵器の私に任せて!」

立ち上がり、ぐっと握りこぶしを作る豊音
その表情はやる気に満ちていた

「やっと全力で戦えるんだもん、ちょー楽しみだよー」
「トヨネ、ファイト」
「・・・・がんばって」
「シロの応援なんてかなり貴重だよ、無駄にしたらダメだからね」
「あははっ、とにかく頑張ってきて、豊音」

美術部のみんなが声援を送る
まだ出会って間もないだろうに、それでも結束はかたいみたい

ふと視線を移すと、竜華は怜のところに向かっていた

「どやった、怜。約束は守ったで!」
「正直、あそこまでやるとは思っとらんかったわ・・・。どないしよ」
「なんでそこで悩むねんなー!」

調子が戻ってきたのか、椅子に座っている怜の表情は、わざととわかるような困り顔だった
いったい、なんの約束をしたんだろう?

「なー、怜。さっきの点数なんやったん、そろそろ教えてやー」

そこに江口さんが乱入する
怜はぷいっと顔を背ける

「秘密やってゆうとるやん」
「なあ怜ー、照相手にプラスで帰ってきたら怜のこと好きにしてええって言っとったやん。反故になんてせんといてぇ」

秘密だと言っている先から、竜華が涙目で怜に迫っていた
顔を真っ赤にする怜は、なかなかに可愛かった

「竜華、なんでこんなとこでバラすねん! 最低や」
「だって無しにしようとしとったやん!」
「ボケも通じへんの!」
「今はそんなボケ必要ない!」
「ボケがなかったら大阪人生きられへんのやで!」
「そんなことない、怜さえいれば私は生きていける!」
「・・・・照れるやん」

怜の負けのようだった・・・
江口さんも流石に口を挟むタイミングを測りかねていたようだったけど、ようやく口を開いた

「そっか、さっきの点数はプラスまでの点数か。ところで、挙式の予定はいつごろなん?」
「飛躍しすぎや!」
「すまんな、ボケがないと生きられへんねん。それとも、俺も怜を糧に生きたらええんか?」
「ボケで生きてください、お願いします」

きっちりと90度に腰を曲げて頭を下げる竜華
それをみて、また江口さんはケラケラ笑った

「まあ、あの極悪非道冷酷無比の冷血チャンピオン宮永照にプラスで帰ってきたんやから、上出来やろ。それでこそ俺らの部長やで」

いまさりげに酷いこと言われたような気がするけど、多分ボケだろう
うん、ボケだから、気にしちゃいけない・・・・

「照、そこはツッコミ入れなあかんとこやでー」
「まったくや、なっとらんな」

なぜか怜と竜華にダメ出しされる・・・
え、なんでそんな流れなの??


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