過去ログ - 照「清澄にも麻雀部はあるのか・・・」【咲-saki-】
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768:tell you that I love ...(8-6)[saga]
2012/11/25(日) 10:54:15.03 ID:OcTBPknG0
-side 智葉-

「ふう、ようやく副将戦も終わりか」

放送室の前で肩をくるくると回している久を見かけて、私は声をかけた

「お疲れのようだな、久」
「ああ、智葉。流石の私も、あの2人の先生の無茶振りを受けるのは疲れるわ」
「ふふ、たまには無茶振りされる身にもなれってことだ」
「あら、そんなに私って無茶振りしてたかしら?」

まったく、自覚がないのかただとぼけているだけなのか・・・・
まあ、とりあえず用件を済ますか

「大将戦のゲストは私が引き受けるよ」
「え、いいの?」
「というより、いい加減お前をゲストに取られていると、このあとの表彰式とか片付けとかに支障が出る」
「それもそうね。助かるわ」

久が軽く手を上げる
私もその手を軽く叩くと、放送室の扉を開けた

「失礼します」
「お、智葉っち、どうしたの?」

中にいたのは福与先生と、

「もしかしてゲストとして来てくれたのかな☆」
「ええ、会長はこのあと表彰式などの準備もありますから」

瑞原先生。あとは放送に関わっている生徒が数名

「おお、そういうことか。ノリで呼んじゃったけど、悪かったね」
「そうですね、事前にご連絡いただければシフトを組みましたけど」
「昨日まで試合してたし、事前は無理っしょ?」

それはそうだが、昨日の夕方にでも言ってくれれば予定の調整はできたが・・・
言ってはなんだが、福与先生に計画性を求めても無駄か

そろそろ大将戦直前の総括を始めるということなので、席に着いた

「さあいよいよクラス対抗戦も大将戦を残すのみ! 会長に代わって、ゲストには生徒会会計の辻垣内智葉さんが来てくれた!」
「よろしくお願いします」
「ここまでの戦い、智葉っちはどうだった?」
「正直、意外の一言ですね」
「ほうほう、具体的には?」

分かっていたけれど、ずいぶんと雑な実況だな
まあ本職でなく好きでやってもらっているのだから、そんなものかもしれないが

「なんだかんだで、副将戦が終わった段階では3−1がリードしていると思っていました」
「それでもチャンピオンは52000点稼いでるけどね☆」
「不用意な振込が何度かありました、それがなければもっと上積みできていたはずです」
「確かに途中で打ち筋変わってたよね。会長とも何だろうって話してたけど、智葉っちは知ってる?」
「いえ、私も分かりません」

あれこれ予想はできなくもないが、ここでそれを披露しても仕方ない

「そっかー。さてさて、じゃあこの大接戦から、どのクラスが抜け出すと思うか、はやりんも含めて改めて予想してもらえるかな!」

優勝予想か・・・
点数差はほとんど無いに等しい
なので単純に4人の実力の比較になるが

瑞原先生が小さくウインクして、先に話を始めた
先生が話しているうちに考えておけということだろう

「はやり的には、やっぱり2−10かな☆ 3−1の姉帯さんと1−5の大星さんはまだ本気出してないから実力がどこまでか分からないけれど、やっぱり衣ちゃんの破壊力は頭一つ抜けてると思うな☆」
「なるほど、無難な予想だね。3−2はどう?」
「石戸さんはリードを守るのは長けてるけど、この位の接戦になるとちょっと厳しいかな☆」
「じゃあ次、智葉っちの予想行ってみよー」

順番が回ってくる
まあ、概ね瑞原先生の言った通りなのだが・・・



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