過去ログ - 照「清澄にも麻雀部はあるのか・・・」【咲-saki-】
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924:tell you that I love ...(8-7) ◆oeEeLVGR7U[saga]
2013/01/16(水) 00:10:38.74 ID:C9CHdplS0
-side 健夜-

対局室を出る
誰にも会わないように早く行かないと・・・

階段を降りきったけど、ロビーで仁王立ちする人影に私は足を止めた

「・・・・野依さん」
「どこに行くのっ!」

野依さんは本当に怒っているのではないのだろうけれど、口調の落ち着かなさからどうしても怒っているように見えてしまう

「・・・お忍びで来たから、これで帰るんですよ」
「みんな、久しぶりだよ!」

解読に少々時間を要した
他の先生たちとも久しぶりに会っていけってことだろうか?

もう私はここの先生ではないんだから・・・
あの人がいる限り、私はここに戻れないんだから・・・後戻りなんてできないんだから・・・

私は首を振った

「みんなには会えないよ。よろしくも、伝えなくていいですから・・・」

野依さんの横をすり抜けて、外に出る

「待って!」
「・・・表彰式が始まりますよ?」

なぜか後ろを付いてくる野依さん
・・・目立つからできればやめてもらいたいけれど

振り切るように歩みを早める。それでも野依さんは無言でついてくる
とうとう校門を出てしまったのに、まだ後ろを付けてくる

「いいんですか、表彰式?」
「小鍛治さんの方が大事」

はぁ、こうなったら聞かないからな・・・
駅についてしまえば流石に電車にまでは乗り込んでこないだろう

「・・・なら好きにしてください」

無視して駅に向かって歩くことにする
無言でついてくる野依さんのことを思考から消すように努めながら


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