過去ログ - 照「清澄にも麻雀部はあるのか・・・」【咲-saki-】
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tell you that I love ...(8-7)
◆oeEeLVGR7U
[saga]
2013/01/25(金) 22:51:32.26 ID:y6WeG5Yq0
「わ、みんなおるんや・・・。それに末原先輩に浩子も」
「お見舞いにきたぞ、絹恵」
「あ、ありがと。でもこんなにたくさんは部屋に入られへんよ」
かえってこの大人数の方が断る理由にはなるかもしれんな
「うん、顔を見に来ただけだから。大丈夫そうで安心したよ」
「まったく、長い付き合いやけど絹恵が病気とかいまだに信じられへんわ」
「もう、私だって病気くらいするって・・・」
絹ちゃんはうつむきながら受け答えする
まあ、顔色までは誤魔化せへんからな。極力正面は向かない方がええやろ
「絹ちゃんの代わりのとかしんどかったんやで。今度おごってな」
「あはは、ありがとな」
いきなり宮永や竜華の相手をした漫ちゃん
まあ爆発の片鱗は見せたし、これからもっと鍛えたらなあかんな
「絹恵ちゃん。私たち、4位でした。優勝したかったけど・・・。ごめんなさい」
「小蒔ちゃん、なんで謝るの。足引っ張ったのは私やで・・・」
「あとはまた明日にしよか。絹ちゃんも、立ち話じゃ辛いやろうしなー」
荒川がさっと神代と絹ちゃんの間に入る
ええタイミングやな。ほっとくと私が私がって無駄なループをしかねん・・・
ただ、なんとなく荒川は気付いとるような感じがするな・・・
絹ちゃんが、ほんとは体調不良やないってことに
「みんなごめんな、急にこんなことになって・・・」
「そんなしょげとったら、洋榎にどやされるで。だからあんまり気にしたらアカンで、絹ちゃん」
「お姉ちゃんにはもうどやされてますわ」
最後に絹ちゃんが小さく笑みを浮かべる。洋榎の言葉が一番の薬なんやろう
そうして絹ちゃんのお見舞いは終了して、解散になった
そこへ、荒川が声をかけてくる
「末原さん、ちょっとええですか?」
「どうしたん?」
「絹ちゃんことやけど、何か聞いてますか?」
探るような感じ、そこまで確信持ってる訳やあらへんのか・・・
「仮に何かあったとしても、それは絹ちゃんが言うのを待つべきやと思うで」
「そうかも、しれませんね・・・」
もう、終わったことやしな
後始末はせなならん、あまりことを大きくしてもな・・・
「もう一つ、ええですか?」
このあとに続く荒川の質問は、想定していなかった
「赤阪先生、辞めへんよね?」
「は? 辞めるって、学校をか?」
「保健室で絹ちゃんの病欠を聞いたときはなんとも思わへんかったけど、今から思うと、なんかいつもとちょっと違う感じがして」
荒川が言うには、いつもなら感情が読み取りにく代行だけど、少し無理をしているのが伝わってきたらしい
だから、絹ちゃんが休んだのは漫ちゃんと交代するためじゃないかと、直感でそう思ったようだった
ふむ、さすがの洞察力というべきなんやろうな
「でも、それがなんで学校辞めるなんて話につながるんや?」
「んー、なんとなく、としか言えへんのです。そのくらいの覚悟してへんかったら、そんな無茶せーへんやろうなって」
代行が、学校を辞める?
夏に戻ってくる、善野先生・・・・
ちょうど顧問も交代できて、辞めるにはいいタイミングかもしれへんけど・・・
散々迷惑かけられて、辞めてくれるならせいせいするはずやん・・・
でも、なんでこんなもやもやするんや・・・
いや、まだ仮定の話や。暴論もええとこや
宮永照が勝ったくらいで、なんで学校まで辞めなあかんねん。そんなこと、あるわけないやろ
「変な話してごめんなさい。でも、末原さんくらいしか話せる人おらへんと思って」
「ああ、せやな・・・」
私は、適当な相槌を打つので精一杯だった
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